「Apple Watch」日本の医療現場でも活用が進む ヘルスケア担当役員が語る「今後起きる進化」
東洋経済オンライン / 2024年4月1日 12時30分
Apple Watchは、iPhoneと組み合わせて使うスマートウォッチだ。iPhoneは世界のスマートフォンのシェア20%前後で推移するなか、Apple Watchはスマートウォッチの中で最も出荷台数の多い製品となっている(Statista調べ)
【写真】Apple Watchが力を入れる健康機能は人々に毎日身に着ける動機を与えている
Apple Watchにふんだんに盛りこまれているヘルスケア機能は、このデバイスを装着する大きな理由の一つとして支持されており、世界中から病気の早期発見や生活習慣病の改善に役立った、との声が届いている。
2月、アップルでヘルスケア担当バイスプレジデントを務めているサンブル・デサイ氏に都内でインタビューし、Apple Watchを通じた人々の健康をより良くするための取り組みについて聞いた。
デサイ氏は、Apple Watchがなぜ、ヘルスケアに役立つようになったのか、次のように語った。
常に健康を見つめることが可能に
「私たちの健康への取り組みは、とても自然なところから始まりました。Apple Watchを着け始めてすぐに、加速度センサーと心拍センサー、そして正確な運動計算のアルゴリズムによって、消費カロリーを記録して表示するようにしました。そして心拍数の上昇を知らせる通知が届くようになります。
その結果、顧客は『私は腕時計を、自分の健康状態の洞察を得るために着けている』と考えるようになりました。
同時に、メッセージや通話といった電話を助ける機能の活用から、スヌーピーまで眺めることができます。人々がいつも身に着けていたいというあらゆる機能があったからこそ、人々は身に着けるようになり、心拍数の変化から、何かを察し始めたのです。
単なる心拍計だけだったら、誰も着け続けようと思わないでしょう」(デサイ氏)
デサイ氏によると、ヘルスケアへの関心の高まりは、Apple Watch Series 3で搭載した「心拍数と不規則な心拍リズムの通知」でより大きくなったという。
この機能にある高心拍数通知は、安静にしているときに、急に心拍が上昇した場合に作動するもので、これに続いて低心拍通知を導入。これらの機能に対して、顧客から多くの手紙が届くようになり、この通知をきっかけに病院での診察を行い、心臓病の治療に役立ったというものが多くを占めた。
Apple Watchには、加速度センサーのほかに、心拍センサー、心電図、血中酸素といった、心臓を中心とした体の状態を検出するためのセンサーやアプリが組み込まれている。
この記事に関連するニュース
-
世界高血圧デーに各地で開催される血圧測定キャンペーンに、 心電計付き血圧計など約3,200台を寄贈
共同通信PRワイヤー / 2024年4月26日 14時0分
-
心拍数を測る意味は? - みんなのApple Watch使い方ヘルプ
マイナビニュース / 2024年4月18日 11時30分
-
糖尿病の人は「心房細動」に気をつけろ…脳梗塞や心不全を招く
日刊ゲンダイ ヘルスケア / 2024年4月18日 9時26分
-
医療現場および家庭での心電図管理を専用パソコンソフトでサポート。
共同通信PRワイヤー / 2024年4月9日 10時0分
-
オムロンとエムスリー、家庭用心電計と医療相談の連携サービスを開始
マイナビニュース / 2024年4月3日 11時15分
ランキング
-
1トイレ掃除を頼むと涙目…新人バイトはオーナー親族のお嬢様。いきなり辞めたが、意外な展開に
女子SPA! / 2024年5月2日 8時47分
-
2「おむつ交換台」から子ども転落 頭部骨折のケースも 国民生活センターが注意喚起
オトナンサー / 2024年5月1日 20時50分
-
3イオンモールで販売「シフォンケーキ」にカビ発生、5000個回収へ “下痢”の報告で調査中……出店企業が謝罪
ねとらぼ / 2024年5月1日 19時45分
-
45万8000人の移住希望者が選ぶ「移住したい都道府県」ランキング! 2位「鹿児島県」、1位は?
オールアバウト / 2024年5月1日 20時35分
-
5プロ野球新球団「くふうハヤテ」選手、度重なる無免許運転で退団 元ロッテ育成の谷川唯人
ORICON NEWS / 2024年5月2日 10時49分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください