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ずんだ、佐藤の会…「羽生PA・佐野SA」の地域性 リニューアル続く「東北道・圏央道のSAPA」前編

東洋経済オンライン / 2024年4月10日 12時0分

ずんだ、佐藤の会…「羽生PA・佐野SA」の地域性

3月中旬、東北道にある上下5カ所と圏央道の1カ所、あわせて6カ所のサービスエリア(SA)/パーキングエリア(PA)を、ネクセリア東日本(施設の管理をするNEXCO東日本の関連会社)の担当者と一緒に訪れ、現地の管理担当の方にお話をうかがう機会を得た。

【写真】「ずんだ茶寮」に佐野ラーメン、そして「佐藤の会」……羽生・佐野で見たSA/PAの今

近年、SA/PAのリニューアルが各地で進み、真新しい施設が続々とオープンしている。それをきっかけにした店舗や商品ラインナップの充実・強化も図られている。今回の「高速道路最前線」では、そうしたSA/PAの変化を紹介したい。

東北道を浦和ICから東北方面へ向かう下り線で、2番目の休憩施設が羽生PAである。もう少し走れば利根川をわたって群馬県という場所で、窓から田園風景が広がり始めるあたりにある。

高速道路型ショッピングセンター

羽生PAの商業施設は、「Pasar(パサール)羽生」という愛称を持つ。

パサールは、NEXCO東日本のSA/PAの中でもフラッグシップと位置づける施設に名付ける愛称で、京葉道路の幕張PA(上下)、常磐道の守谷SA(上下)、関越道の三芳PA(上り)、東北道の蓮田SA(上り)とこの羽生PA(下り)の7カ所に、その名称がつけられている。

SAとPAの区別は、その規模感だけではつきにくくなっているが、三芳PA(上り)やここ羽生PA(下り)は、PAなのに飲食や売店の規模が大きく、SAに引けを取らない充実ぶりである。NEXCOがうたうのは、「高速道路型ショッピングセンター」だ。

羽生PA(下り)のリニューアルは2009年とかなり前になるが、傾斜した屋根が印象的なデザイン性の高い外観に、和をイメージした空間を組み合わせており、広々とした気持ちよさがある。

入口の前には「ずんだ茶寮cafe」というスイーツ店舗があり、よく目立っている。

仙台の銘菓「萩の月」のメーカーとして知られる菓匠三全の「ずんだ(枝豆をつぶした餡)」スイーツ専門店だ。羽生PAには“東北への入口”という位置づけがあり、仙台銘菓の店舗がここにあるのも、それに合わせた展開との説明であった。

ここでは、新商品である期間限定の「ふわふわずんだスープ」を試食。ずんだ味のスープをふわふわの冷たい泡が覆い、仙台麩とパセリをトッピングした、ちょっと不思議な食感の飲み物であった。

フードコートには、「ゴーゴーカレー」やロイヤルのちゃんぽん店チェーンである「神様ちゃんぽん」など、他のSA/PAやショッピングモールでよく見る店舗のほか、うどんが生活に根づいている埼玉県らしく、地元の小麦を使ったうどん店なども入り、選択肢は多い。

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