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多すぎて悩む生成AI、最新注目ツールはこの3つ! お手軽で画像や音楽の作成に強力な性能を発揮

東洋経済オンライン / 2024年5月15日 18時30分

急速に発展する生成AIツールでできることは、数年前までは研究者ですら想像もつかなかったような、「魔法」のよう(写真はイメージです:でじたるらぶ/PIXTA)

空前の生成AIブームの中、一般の人でもそのすごさが実感できるような生成AIツールが次々と登場しています。SF作家のアーサー・C・クラークは「十分に発達した科学は、魔法と見分けがつかない」という言葉を残していますが、急速に発展する生成AIツールでできることは、数年前までは研究者ですら想像もつかなかったような、まさに「魔法」のようです。そんな最新生成AIツールについて『生成AIで世界はこう変わる』の著者であるAI研究者・今井翔太氏に語ってもらいました。

どのようなツールを使えばいいか

拙著『生成AIで世界はこう変わる』では、具体的な生成AIツールの使い方について説明を行うことはしませんでした。技術の発展が速すぎ、個別のツールの解説をしてもすぐに陳腐化するためです。

【画像を見る】AIが作成した「海中にある赤煉瓦建築の町」

仮に本の中でツールの説明をして、それが別の上位互換的なツールに置き換わってしまった場合、その記述は役に立たなくなってしまうでしょう。実際、動画生成AIに関しては、書籍の執筆時にあったほとんどの動画生成AIのツールは、OpenAI社の開発した動画生成AI「Sora」に置き換えられてしまいそうです。

しかし、生成AIツールが増えすぎたがゆえに、かえって「どのようなツールを使えばいいかわからない」という声があがっています。現に、画像生成AIのツールだけでも何十個、何百個くらいのツールが存在します。

また、「生成AIはすごいすごいと言われているが、自分でそれを実感できない」という声が一般の方からも多く聞こえてきます。

研究者である私としては、あくまで生成AIツールの背後にある技術の理論の追求や解説が本分であり、実は個別の生成AIツールの説明というのは微妙に抵抗があります。

生成AIの性能を実感できるツール

ただ、このような状況を鑑みると、AI研究者の視点で「どんなツールが使うに値し、生成AIの性能を実感できそうか」を解説することは一定の価値があるように思います。

ここでは、ChatGPT以降に登場した生成AIのツールに関して、拙著で取り上げられなかったもので、手軽に使用でき、その性能が一般の方にも実感しやすいような以下の3つの生成AIツールを紹介します。

①画像生成AI:Image Creator
②音楽生成AI:Suno
③動画像生成と声の生成AIのコラボレーション:HeyGen

①画像生成AI:Image Creator

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