1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

多すぎて悩む生成AI、最新注目ツールはこの3つ! お手軽で画像や音楽の作成に強力な性能を発揮

東洋経済オンライン / 2024年5月15日 18時30分

最初に解説するのは、マイクロソフトの画像生成AIサービス「Image Creator」です。

画像生成AIというと、Stable DiffusionやMidjourneyなどが有名ですが、一般の方が使うには意外とハードルが高かったりします。サイトが英語だったり、有料だったり、見慣れないUI(ディスコードというサービスなのですが、エンジニアやゲーマーはともかく一般の方はあまり馴染みがないでしょう)だったりと、気軽に触れるサービスとは言い難いでしょう。

また、このようなサービスで綺麗で実用的な画像生成を行うには、複雑な英語で書かれたプロンプトが必要なのですが、これも初心者にはなかなか難しいものです。

もっと手軽に利用できて、かつ画像生成AIの性能をすぐに実感できるサービスがこのImage Creatorです。利用は簡単で、マイクロソフトのアカウント(Googleアカウントのようなもので大丈夫です)を作ってログインすると、すぐに利用できます。

誰もが利用するマイクロソフトのサービスで、サイトは日本語、プロンプトも日本語の簡単なもので非常に綺麗な画像が生成できます。次の画像は、実際にImage Creatorを使って私が画像を生成した様子です。「海中にある赤煉瓦建築の町」という無茶振りをしてみました。

Image Creatorでは数秒程度で、上の図にあるような複数の画像が生成されます。入力したプロンプトは、イメージをそのまま言語化したような単純なものですが、非常に綺麗な画像が生成されています。

それもそのはず、このImage Creatorの背後にある画像生成AIの本体はDALL-E3という、OpenAIが開発した最新の画像生成AIなのです。そのため、このツールは、現時点で最新の画像生成AIがただで使える大変お得なサービスです。

圧倒的な質を誇る「Suno」

②音楽生成AI:Suno

拙著内で言及することができず、個人的に大変後悔している生成AIサービスが、音楽生成AIの「Suno」です。Suno自体は、私が本を執筆していた2023年の中盤ごろには存在しましたが、その性能が注目を集めるようになったのは2023年の12月でした。

このSunoは歌詞を入力すると、実際にその歌唱と伴奏を生成してくれるサービスです。ボーカロイドのように、歌唱の一部を人間が調整するものはともかく、単なる歌詞の入力から音楽全体を作るAIサービスというのは、今まであまり脚光を浴びていませんでした。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください