多すぎて悩む生成AI、最新注目ツールはこの3つ! お手軽で画像や音楽の作成に強力な性能を発揮
東洋経済オンライン / 2024年5月15日 18時30分
何も準備なくとにかく試してみたいという方は、HeyGenの中に最初から準備されているデモ用の動画(HeyGenのCEOが英語でスピーチをしている動画)を使い、それを日本語などに変換するのもいいでしょう。
HeyGenはサイト内の言語が完全に英語で少しハードルが高く、また、サイトの外観も時間経過と共に変化するため、お世辞にも簡単に利用できるとは言い難いのですが、検索して出てくる日本語の解説サイトに従って操作すればできるはずです。HeyGen登録時にクレジットがいくらか与えられており、このクレジットの範囲であれば無料で利用できます。
このHeyGenですが、すでにさまざまな場面で利用されています。今回ご紹介したのは言語の変換でしたが、ある人物の画像があれば、その人物に唇の動きも含めてさまざまなことを喋らせることができるため、有名人による解説や教育動画を作ることも可能です(もちろん、本人の同意が前提ですが)。また、行政の担当者などが外国語で発信する必要がある場合などにも利用できます。
本記事では、計3つの生成AIツールを紹介しました。これらのツールは、どれも強力な性能を持ち、初めて見た人からすればまさに魔法のようなものです。それを利用するのも、大変役に立ち、また面白いことでしょう。ただし、生成AIツールは強力な反面、利用には注意が必要な点もいくつかあります。
共有する場合は、著作権への配慮などが必要
生成したものをネットで送信・共有したりすることなく、自分のスマホやPCで利用する分には、注意することはほとんどありません。せいぜい、使いすぎによるお金が心配という程度です。
ただ、生成したものをネット上で共有する場合などは、著作権への配慮などが必要になってきます。意図的に他者の作品に似せたり、既存の作品の一部を改変したりなどという行為、あるいは実在の人物のフェイク動画やフェイク音声を作るといった行為は、法的に罰せられる可能性もあります。
生成AIはまだまだ発展途上です。今後どのようなツールが登場するか、AIを研究している私のような者でも想像することは難しく、それだけに今後が楽しみです。
今井 翔太:AI研究者
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