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日本復活への「本当の経済成長戦略」を提案しよう カネを経済成長のために使うのは大間違いだ

東洋経済オンライン / 2024年5月18日 8時30分

長くなってので、またの機会にさまざまな個別の提案をすることとしたいが、最後に、高等教育関連ついてふれておきたい。

学校という「場」を地方の中心に

日本でもっとも成功している、評判の良い教育期間は高等専門学校である。以前、「成長戦略のまやかし」(PHP新書)でも提案したことだが、この「高専」の充実を図る。これが、社会政策であり、地方創生であり、経済成長戦略である。

地方創生に必要なのは、地方で核となる「場」である。それが、大学であり、高専であり、前述のように中学であり小学校である。つまり、学校という「場」を中心にするのである。

とりわけ、「高専」は、経済発展の基盤として素晴らしい潜在力を持っている。これは、現在は多くの人が賛成しているし、いろんな提言がなされているから、目新しくはないが、最優先で行うべきである。

まず、分野、領域を増やす。ロボットコンテストに象徴されるように、機械に偏っている(そして、日本の製造業企業への供給源となっている)が、それを広げる。これは進み始めているが、もっと大胆に行う。電気、通信、半導体、AIだけでなく、農業、漁業、林業、料理(飲食というより料理と呼びたい)、エンタメなどにも広げる。

これは教える側の人材不足により進み方が遅いから、その人材を育てる。そして、高専を大学院と連携させる。ビジネス的な要素が足りていないから、海外戦略、法務戦略、そして幅広くビジネス戦略、M&A、事業承継を含む金融戦略、これらの要素も学べるようにするため、ビジネススクール、ロースクールなどの大学院と連携させる。

地方ごとに作るのは無駄だし、人材もいないから、1カ月程度の集中コースで十分だから、大都市にあるビジネススクールやロースクールがキャラバン隊を作って、1カ月単位で地方巡業をする。まあ、例えばだ。

きりがないので、ここでやめるが、社会を立て直すことが、地方創生戦略であり、経済成長戦略になるのである。

(本編はここで終了です。次ページは競馬好きの筆者が週末のレースを予想するコーナーです。あらかじめご了承ください)

競馬である。

19日の日曜日は東京競馬場でオークス(3歳牝馬限定のクラシックレース、芝コース2400メートル、G1)がある。

オークスは簡単だ。要は4月に行われた桜花賞(1600メートル戦)と同じである。

距離適性など関係ない。ほぼすべての馬が、距離不安があるから超スローになり、スタミナを使う展開にはならない。

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