ホンダ、進化版の「ヴェゼル」が持つ2つの魅力 より静かに、価格アップも抑えた優等生SUVに
東洋経済オンライン / 2024年6月24日 10時0分
本田技研工業(以下、ホンダ)の売れ筋コンパクトSUVで、2024年4月26日に発売した新型「ヴェゼル」に試乗した。
【写真で見る】マイナーチェンジで静粛性や走行性能を向上。グレード展開も刷新し、新しくなったホンダの改良版「ヴェゼル」の内外装をチェックする
2021年4月に登場した2代目をベースに、内外装の変更や使い勝手などの向上に加え、より上質な走りも実現したという進化版ヴェゼル。とくに先代モデルでも人気が高かった独自の2モーター式ハイブリッドシステム「e:HEV(イーエイチイーブイ)」搭載車は、より静粛性を向上させるなどのアップデートが施され、低燃費で滑らかな走りに磨きがかかっているという。
今回は、そんな新型ヴェゼルの中で、新しくラインナップに加わったハイブリッド車の「e:HEV Xハント(HuNT)パッケージ」のFF(前輪駆動)と、上級グレード「e:HEV Zプレイ(PLaY)パッケージ」の4WD(4輪駆動)に試乗。また、4WDのみの設定となったガソリン車の「G」グレードという3タイプを乗り比べてみた。
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進化版ヴェゼル、マイナーチェンジでの変更点
マイナーチェンジを受けた新型の主な変更点は、まず外観だ。先代の特徴であるフィン形状のボディ同色フロントグリルを継承しつつ、デザインを変更。また、フロントアッパーグリルとボンネットの間に造形を1段追加し、左右ヘッドライトをつなげるようなイメージを演出。これらにより、よりワイド感ある顔つきとなっている。
また、リアコンビネーションライトは、すべてLED化したほか、水平基調のグラフィックに変更。これらにより、360度どこから見ても水平基調が際立つデザインとすることで、シンプルかつクリーンでありながら、精悍さも増したエクステリアとなっている。
内装では、センタートレイの形状を変更し、上下2段タイプを採用。助手席からもアクセスしやすい工夫を施したほか、センターコンソールまわりをよりすっきりとみせる効果も生み出している。加えて、後席のヘッドレストを大型化し、ストラップ付きリアセンターアームレストも全車に標準装備。2列目の乗員が、より快適なドライブを味わえる改良も施されている。
グレード構成にも手が加えられた
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