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なぜ東京都知事選では政策が重要視されないのか 日本における「東京の真の役割」とは何なのか

東洋経済オンライン / 2024年6月29日 21時30分

大学だけなら地方にいい大学はいっぱいあるし、むしろ地方国公立大学の方が東京の有名私立大学よりも教育環境としては圧倒的にいいし、企業の人事もそう評価している。

でも、そうじゃない。多くの若者は東京で暮らしてみたいのである。東京という魔物にひかれているのである。だから、東京は罪深い、あるいは、東京はすばらしいのである。

人々の行動、とりわけ、結婚、出産という行動を政策や経済的インセンティブでは動かせないと私は思っているし、多分、それは現実の認識として正しい。そうだとすると、東京というものの役割、日本経済、日本社会における役割、それはとてつもなく重要であり、日本全体への影響は企業収益などの数値的な経済的影響などの何十倍も大きい。

それほど重要な東京であるから、本来であれば、都知事選挙は日本国民全体にとって重要であるはずなのだが、現状ではエンターテインメントとしてしか重要性を認識されていない。そこが、都知事選挙に見る、日本の大問題なのである。

(本編はここで終了です。次ページは競馬好きの筆者が週末のレースや競馬論を語るコーナーです。あらかじめご了承ください)

競馬である。

恒例の夏競馬の季節となり、函館競馬場でも競馬が行われているが、北海道競馬を盛り上げようという自分自身の提案をいろいろ考える中で、函館について、あらためて考えさせられた。

というのも、JRA(日本中央競馬会)の札幌競馬場とNAR(地方競馬全国協会)の門別競馬場、この両方にアクセスしやすいトレーニングセンターを作るという提案を以前したが、それでは函館までは遠すぎるのである。函館も入れた3つの競馬場すべてに近い場所、というのは存在しないのである。

そう、函館と札幌は関東の人間がイメージするよりもはるかに遠い。距離で言えば250キロメートル余り、車で4時間半ほど。東京都と福島県の郡山間とほぼ同じである。

現状、函館はトレーニングセンター(厩舎)代わりの役割も果たしている。レース直前の追い切りが行われ、札幌競馬に出走する際も函館に入厩することが多い。もし以前提案した小幡案が実現し、「JRA‐NAR北海道トレセン」が門別と札幌の間にできたとすると、函館競馬場と函館競馬の役割はどうしたらよいだろうか。

「函館WIN5」を発売する

私は、開催時期を早めて、日本ダービーが開催される5月末をメドとする週から開始し、トータルの開催日数も増やすのがいいと思う。そうすると開催日数が増え、レース数も増える。

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