女子アナ「体臭批判で炎上」よりキツイ最大の痛恨 超人気番組に出演も、炎上を追い風にできず…
東洋経済オンライン / 2024年8月21日 18時20分
「男性の体臭」についてのSNS投稿が問題視された、フリーアナウンサーの川口ゆりさんへのバッシングが止まらない。そんななか、契約解除になった元所属事務所が、追加声明を発表した。一方の川口さんは、YouTubeでの人気配信に出演したものの、イメージ向上にはつながっていないようだ。
【画像9枚】「ReHacQ」に出演した川口アナは、清楚なノースリーブ姿を披露
両者の印象をわけているのは、炎上後の対応だ。筆者はネットメディア編集者として、これまで10年以上にわたって、SNSなどの炎上事案を見てきた。その中には、後にプラスの印象に転じたもの、マイナスに転じたものの両方があるのだが、旧事務所は前者、本人は後者になりつつあるように感じる。
そこで今回は、「事後対応」に焦点を当てて、あれこれ考えたい。
謝罪から1週間以上たっても、やまないバッシング
川口さんは2024年8月8日、Xに「夏場の男性の匂いや不摂生してる方特有の体臭が苦手すぎる」などと投稿し、デオドラント商品の利用を呼びかけた。この投稿に対して、「男性蔑視ではないか」との非難が殺到し、炎上状態となった。
そして所属事務所の「VOICE」は8月11日、川口さんとの契約を解消したと発表した。あわせてビジネス研修事業を行う「青山プロダクション」も、提携講師だった川口さんとの契約解消を発表している。
【画像9枚】「ReHacQ」出演時の川口アナの様子と、「男性を蔑視」と炎上した実際の投稿など
その後、川口さんは「言葉を扱う仕事をしている者として未熟でした」として、X上で謝罪したものの、それから1週間以上たった今なお、川口さんに対するバッシングはやまない。なかには誹謗中傷とみられる投稿もある。
こうした状況を受けて、VOICEは8月16日、「お問い合わせへのご回答」と題した追加声明を公式サイトに掲載した。そこでは契約解除の背景として、「当社宛に川口氏の発言で深く傷ついたという内容のメールや問合せが多数届いたこと」を挙げたほか、VOICEと川口さんの関係性について「本件以外に於いて関係性は良好でありましたことを申し添えます。一部ネット上で、彼女の普段の素行の悪さから契約解除になったという憶測が出ておりますが、そのようなことはありません」とも書いた。
加えて、この追加声明では、11日に行った発表の表現をめぐり、「名誉を毀損するという表現が強すぎるご指摘があったため、修正いたしました」とも明かした。弁護士チェックを受けつつの使用であったが、「川口氏への罰則を印象として強めてしまったのではないか」と思い至ったとしている。
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