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「東出昌大の再婚」叩きまくる人への強烈な違和感 "失敗した人"はいつまで叩かれ続けるのか

東洋経済オンライン / 2024年8月30日 14時30分

各メディアが「東出昌大を記事化し、特に叩くことで数字が獲れる」という手応えを感じていた様子が伝わってきます。

最後に語られたメディアへの本音

一方で東出さんはYouTube動画「ご報告」の終盤、メディアや世間の人びとに対する思いを淡々と語っていました。

「もし最後まで(再婚を)発表しなかったら、嘘を書かれて、その嘘まで真実になっちゃうんですよ」

「後出しで正しいことを言っても、もう聞く耳を持っちゃくれないんです、報道も世間も。やっぱり過激で嘘が多いことのほうが面白いから」

また、嘘が広がらないように、妊娠安定期の前に発表せざるを得なかったことなども明かしていました。

さらに「受け取り手だけじゃなくメディアも含め、嘘をつく人は平気で嘘をつく。けど、そういう社会。後ろ向きな考えをどうしても表現してしまう人に、一緒になってこっちも頭を悩ませたら、マジでこっちの実人生がもったいないから。そこで思い悩んでいる時間があるんだったら、ネットニュースなんていちいち見てないで『鍬で畑、耕してたほうがいい』としっかり思っているから、まあ別に何言われてもいいかな」とも語っていました。

やはり「語りすぎ」の感こそあるものの、メディアや叩く人を責めたいというわけではなく、「そういう社会を受け入れたうえでどう生きていくか」を考えている様子が伝わってきます。

好感度を気にする芸能人ばかりの中、このスタンスを明かしたうえで活動する人は珍しいだけに、今後のオファーにつながっていくのではないでしょうか。

ちなみにこれらの発言を記事化したネットメディアは、ほぼありませんでした。それは「痛いところを突かれている」からでしょうが、各メディアの記事を見るわれわれは、いたずらに当事者を叩くのではなく、それを促している人びとの存在を覚えておきたいところです。

木村 隆志:コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者

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