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横浜駅の「伊勢丹フードコート」で板前寿司の幸福 大迷宮の地下には、こんなオアシスがあった!

東洋経済オンライン / 2024年9月1日 13時0分

それでも、フードコートらしくない特別感に頬が緩む。

ノンアルコールとはいえ格別の味だ。香りのしっかりついたタンドリーチキンがよく合う。問題は3貫しかない寿司の使いどころである。というものの、寿司を眼前にして我慢はできない。せめてよく咀嚼し、少しでも長く楽しもう。まさかフードコートで板前さんが握った寿司を食べられるとは、さすが横浜。そして、伊勢丹恐るべき、である。

どんどんとアルコールを楽しんでいる人が増えてきた。千変万化のフードコートといえど、特にこのCAFÉ&DELI PLAZAは、時間帯によって様相をまったく変える場所なのだろう。

このままうっかりしているとアルコールに手を伸ばしかねないので、コーヒーをしっかり味わって、席を立つ。

そしてまた、横浜駅の迷宮に吸い込まれる…

せっかくなので腹ごなしに、散歩しつつ横浜駅に乗り入れているすべての鉄道事業者の改札を巡ろうと思って歩き始めて驚いた。あまりにも横浜駅が迷宮だったからである。私はふだん、同じく迷宮と呼ばれる新宿駅をよく利用するが、その比ではない。西の迷宮、梅田駅近辺もここまで複雑ではなかったように思う。

まず、どこからジョイナスでどこから高島屋なのかがわからない。と思って歩いていたら高島屋の中に突如、相鉄線の改札が現れたのにはたまげた。地図を見ていても「東口(中央)」「西口(中央)」に加え、それぞれに「きた」「みなみ」があり、それに飽き足らず「きた東口」にいたってはA~Cの3つに枝分かれしている。だったらもう「1番出口」とか「2番出口」でナンバリングしたほうがいいのではないか。

もちろん私の方向音痴もあるかもしれないが、6つの事業者の改札をまわるだけでおそらく30分くらいは歩いた。ぜひ再開発では、この辺りの改善に期待したい。

もっと回遊性が高まって時間の余裕が生まれれば、ちょっとした空き時間でフードコートを訪れる人も増えるだろう。かくいう私は、歩き疲れて小腹が空いたし、汗もかいた。

さて、また先ほどのフードコートにちゃんと戻れるだろうか。

【その他の画像も】横浜駅・ジョイナス地下「FOOD&TIME ISETAN YOKOHAMA」にあるフードコートは、高級感がありつつ、雑多なニーズにも対応

鬼頭 勇大:フリーライター・編集者

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