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ChatGPTが難点?フォルクスワーゲン最新3モデル ゴルフ/ティグアン/パサート現地で見たVWの今

東洋経済オンライン / 2024年9月4日 12時0分

今回、ドイツ現地で乗った最新フォルクスワーゲン、左がティグアンで右がゴルフ(写真:Wolfgang Grube/Volkswagen)

フォルクスワーゲンが、モデルラインナップを刷新中だ。2024年に「ゴルフ」と「ティグアン」をマイナーチェンジ。「パサート ヴァリアント」のモデルチェンジも行った。

【写真】日本仕様のアップデートに期待!新型ゴルフ/ティグアン/パサート ヴァリアント

いまフォルクスワーゲンは、どこへ向かおうとしているのか。これらのモデルの試乗とともに、ドイツで行った乗用車部門の首脳陣の談話を通して垣間見えた、フォロワー・プロダクトの近未来について触れてみよう。

私が上記の3モデルに乗ったのは、2024年7月のドイツでのことだ。一部のモデルは、すでに国際試乗会での印象をまとめた記事がメディアに掲載されているものの、私にとっては3台とも初めて接するモデルだった。

フォルクスワーゲンの看板車種であるゴルフは、2019年に発表された8代目。マイナーチェンジをもって、一部の人は「ゴルフ8.5」などと呼んだりする。今回の変更は、小さく見えて、実は大きい。

目玉は新世代のオペレーティングシステム(OS)

「ゴルフはつねに顧客のニーズを反映してきたため、世界的なベストセラーの座を守ってきました」

フォロワー乗用車部門のトマス・シェファーCEOは語る。そして、今回のマイナーチェンジについて、次のように続けた。

「最新の進化形として効率、快適性、品質が向上するとともに、オペレーティングシステムが新しくなりました」

新しいゴルフでは、ヘッドランプまわりを含めた一部のスキンチェンジもさることながら、新世代のオペレーティングシステム(OS)を使ったインフォテインメントシステムの採用が、大きな目玉なのだ。

「フォルクスワーゲンは、テクノロジーを民主化する(安価に広く提供する)ことを製品づくりのモットーとしてきました。最新のゴルフは、ChatGPTも導入して、むずかしい操作をすることなく簡単に、そして毎日の生活の中でAIの恩恵にあずかれるようにと開発しています」

取締役のメンバーで開発担当のカイ・グリュニッツ氏は、上記のように述べている。

【写真】ゴルフ/ティグアン/パサート ヴァリアント「新世代フォルクスワーゲン」のデザインを見る

ドイツをはじめ、ヨーロッパで販売されてきた従来のフォルクスワーゲン車でも「Hello IDA(アイダ)」の発声で起動するボイスオペレーティングシステムが搭載されており、これはこれで便利なのは、私も知っていた。ナビゲーションの目的地探索から設定まで走行しながら行えるし、エアコンの温度設定などもできた。

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