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日本の政治に「経済政策」などというものはない 経済政策の終焉か、政治そのものの終焉か?

東洋経済オンライン / 2024年9月7日 9時30分

とにかく、生産がすべてだ。そのために、北海道をさらに強化し、社台グループ以外の生産者も強くし、調教師を強くするために、JRAに守られたJRA調教師という既得権益を柔軟化し、馬房制限を大幅に緩和し、強い日本調教馬を生み出し、世界で勝ち、その子供たちを世界で売ることが必要なのである。

愛チャンピオンズステークス出走シンエンペラーに期待

さて、その矢作師が管理するシンエンペラーが9月14日に、アイルランドで行われるアイリッシュチャンピオンズステークス(国際G1、距離2000メートル)に出走する。

このレース選択もすばらしく、アイルランドは日本調教馬に合った固めのサーフェス(馬場)の芝コースであり、また同レースは英国チャンピオンズステークスほどではないが、欧州でとくに生産界にとっては重要視されているレースで、ここを勝つことは価値を上げることになる。

オーナーがサイバーエージェント社長の(いやあの『ウマ娘』の、と言ったほうがいいか)藤田晋氏で、見る目もあり、金も心も余裕がある、かつプロ級の麻雀師、ギャンブラーという、この希代のオーナーに恵まれ、いろいろと挑戦できるのはすばらしい。好循環が起き始めているから、JRAはこれを大きくしていってほしい。このレースはJRAでも馬券が発売されるので、それもすばらしい。

最後に、日本の週末のレースでは、中京競馬場で行われる産経賞セントウルステークス(8日の第11レース、芝コース、距離1200メートル)。アサカラキングを狙ってみたい。単勝。

※ 次回の筆者はかんべえ(吉崎達彦)さんで、掲載は9月21日(土)の予定です。当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています

小幡 績:慶応義塾大学大学院教授

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