アウディが「意外な場所」にメディアを呼ぶワケ 稚内の風力発電所で行われたツアーに参加して
東洋経済オンライン / 2024年10月7日 10時0分
そう、シェーパース氏は言う。そして、次のように続けた。
「そもそもアウディ・サステナブル・フューチャー・ツアーを企画したのは、BEVへのトランスフォメーションの中で、アウディジャパンとして確固たるポジションを獲得するためです」
アジア初の急速充電ステーションを開設
フォルクスワーゲンとポルシェとともに、高出力の急速充電器を使えるPCA(プレミアム チャージング アライアンス)を開設。90kWから150kW級出力のCHAdeMO規格急速充電器ネットワークを統合したもので、2024年8月1日の時点で、日本全国346拠点で展開中だ。
もうひとつは、「Audi charging hub(アウディチャージングハブ」。2024年4月に東京・紀尾井町に開設したアウディ独自の急速充電ステーションは、アジアで初だという。
再生可能エネルギーで運営され、150kWの急速充電器を使えば、航続距離100km分の充電を、「Q8 e-tron」なら約8.5分間、「e-tron GT」なら約6.5分間で行えるそうだ。
これらは「”BEVならアウディ”と、日本のユーザーにイメージを定着させるためのブランディング活動の一環でもある」とシェーパース氏。アウディ・サステナブル・フューチャー・ツアーも、やはり、重要なブランディング活動なのだそう。
「たとえ、アウディの目標と結びついたすぐれたプログラムでも、ドイツの企画をそのまま日本に持ってきても、意図が伝わりにくいことがあります。もっと身近なテーマにすることが重要です」
そんなわけで、サステナブル・フューチャー・ツアーは、日本国内限定だ。このツアーではこれまで下記の土地で開催している。
■2022年4月:真庭市(岡山)バイオマス発電
■2022年10月:八幡平市(岩手) 地熱発電
■2023年1月:浜松市(静岡)太陽光発電店舗
■2023年7月: 屋久島町(鹿児島)水力発電
「このツアーでは、”こんなふうになっているなんて知らなかった”と驚かれるぐらいに、新しい情報を提供していきたいと思っています。テーマ自体に馴染みがあっても、見る角度が違えば、新鮮な内容をお届けできます」
風の強い街、稚内の風力発電
第5回目となる2024年9月のツアーは、北海道の北端に位置する稚内(わっかない)。目的は、風力発電の現場を見ること。
2023年から稼働が始まった北豊富変電所は、1年を通して強い風が吹く土地の特徴を活かし、風力発電を利用している。
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