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「N-BOXジョイ対スペーシアギア」最新モデル比較 SUVスタイル軽スーパーハイトワゴン続々登場

東洋経済オンライン / 2024年10月8日 13時0分

対するスペーシア ギアのシート表皮は、こちらも撥水加工のファブリックを採用。色調はオーソドックスなグレー系だが、山の稜線や歯車、タイヤパターンなどをイメージした意匠を採用。立体的なエンボス加工による凹凸感などと相まって、遊びゴコロと機能性を演出する。

また、運転席と助手席のシートバック・アッパーポケットには、人気のサコッシュバッグをイメージしたメッシュタイプを採用。運転席側には、山を登る「スペーシア ギア」をあしらったイラストタグも配置するなど、各部に外遊びをイメージさせる数々のギミックも施している。

両モデルの室内サイズは、N-BOXジョイで長さ2125mm×幅1350mm×高さ1400mm。対するスペーシア ギアは長さ2170mm×幅1345mm×高さ1415mm。スペック上では、長さや高さはスペーシア ギア、幅ではN-BOXジョイのほうがやや余裕ある感じだ。

また、両モデルは、セカンドシートの背もたれを前へ倒すことで、フラットな荷室を作ることも可能。自転車など大柄な荷物の積載をはじめ、車中泊やアウトドアで足を伸ばして横になれるリビングなどとして使うことができる。

とくにN-BOXジョイでは、N-BOXシリーズの特徴であるダイブダウン機能を備えるため、よりフラットな荷室とすることが可能だ。ダイブダウンとは、セカンドシートの背もたれを座面と一緒にフロアへ収納できる機能のこと。通常は後席や荷室の下にある燃料タンクを前席下へ配置する「センタータンクレイアウト」という技術により可能とする。

荷室をリビングに見立てたN-BOXジョイ

N-BOXジョイでは、この機能をアップデートし、よりアウトドアなどでリラックスできる工夫を施していることもポイントだ。まず、フロア後端を、ほかのN-BOXシリーズ(スタンダード、カスタム)と比べ80mm高く設定。従来モデルでは、荷室の角度がやや後端へ傾くのに対し、N-BOXジョイでは、より平行に近い仕様としている。これにより、たとえば、大人2名がフロントシート背面に寄りかかり、ノンビリと足を伸ばしやすい設定を実現する。また、セカンドシート背面にはプレートも追加し、人が座ったり、横になったりした際に、背面内にあるシートフレームによる凹凸を感じない工夫も施している。

ちなみに、ホンダでは、N-BOXジョイの荷室を「ふらっとテラス」と呼ぶ。これは、荷室をフラットにすれば、テールゲートを開けて大自然などをゆったりと眺められるテラスのように使うことができるという意味だ。前述のチェック柄ファブリックが、荷室をフラットにした際に目立つようになっているのも、こうした快適スペースの雰囲気を演出するためだ。N-BOXジョイは、これらの点からも、ほかのN-BOXシリーズと比べ、よりアウトドアでの使い勝手を優先した仕様だといえる。

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