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「N-BOXジョイ対スペーシアギア」最新モデル比較 SUVスタイル軽スーパーハイトワゴン続々登場

東洋経済オンライン / 2024年10月8日 13時0分

なお、スペーシア ギアのセカンドシートも、前述のとおり、背もたれを前に倒すことは可能。だが、座面と背もたれをN-BOXシリーズのようにフロアへ収納することはできない。そのため、荷室は、前方がかなり高く、後端へ行くほど低くなる。荷室をくつろげる空間として使える点では、N-BOXジョイのほうが上だといえるだろう。

ただし、スペーシア ギアのセカンドシートには、N-BOXジョイやほかのN-BOXシリーズにはない機能もある。「マルチユースフラップ」がそれだ。シート座面の前方に設けた可動式のフラップのことで、スペーシアのスタンダードやカスタムに新採用した機能を、スペーシア ギアにも投入する。特徴は、フラップの位置や角度を調整することで、3つのモードを選択できることだ。足を伸ばして座ることができる「オットマンモード」、走行中に乗員の姿勢安定をサポートする「レッグサポートモード」、走行中にセカンドシートに載せた荷物の落下を予防する「荷物ストッパーモード」を設定できる。

ちなみに、スズキの販売店によれば、3モード中で「とくに、ユーザーから好評なのは荷物ストッパーモード」だという。買い物など、日常の足としても使う軽スーパーハイトワゴンの場合、セカンドシートを倒さずに、そのまま座面に荷物を置くシーンは多い。マルチユースフラップの荷物ストッパーモードは、そうした際に、たとえば、ブレーキにより荷物が後席のフロアに落ちてしまうことを予防できる機能だ。先に装備されたスタンダードやカスタムでも好評なだけに、同様の機能を持つスペーシア ギアは、アウトドアに限らず、日常使いでの高い利便性を誇る点も魅力といえるだろう。

装備を比較

軽スーパーハイトワゴンでは、もはや定番といえるリアの電動スライドドアも、両モデル共に装備する。N-BOXジョイでは、ターボ車の場合、助手席側と運転席側の両側に標準装備。NAエンジン車では、助手席側のみ標準装備で、運転席側はオプション設定だ。一方、スペーシア ギアでは、ターボ車とNAエンジン車共に両側へ標準装備する。これにより、利便性の高い装備を、よりリーズナブルに使える点では、スペーシア ギアのほうが上といえるだろう。

ほかにも、スペーシア ギアでは、寒い日も手を温めてくれるステアリングヒーターを標準装備する。対するN-BOXジョイでは、運転席と助手席にシートヒーターを設定する。また、収納関係では、N-BOXジョイが、荷室後端に「フロアアンダーボックス」を用意するのに対し、スペーシア ギアでは助手席下に「シートアンダーボックス」を設定。N-BOXジョイのフロアアンダーボックスは、折りたたみ式のアウトドアチェアやテーブルなどを収納することを想定。より大容量のシートアンダーボックスを備えるスペーシア ギアでは、濡れたり、泥で汚れたりした衣服などの収納も可能だ。なお、どちらのボックスも、脱着がとても簡単にできるため、ユーザーや状況などに応じ、多様な使い方をすることができる。

パワートレイン・燃費を比較

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