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半導体のラピダスはこのままでは99.7%失敗する 成功するためにはいったい何をすればいいのか

東洋経済オンライン / 2024年11月16日 8時30分

大学などの研究機関を中心に、世界中からベストの人材、特に若手を、大金をはたいて集める。それでも毎年、数十億円、トータルでも数百億円で済むだろう。ただ、こういうやり方は、日本は得意ではない。中国や韓国の政治スタイルにはかなわないだろう。

研究と製造の間の製品開発に懸けるというのが、日本が得意で可能性のある方法だと思うが、本来はラピダスもここを狙っていたはずだ。それが拡散してしまっている。それは製造よりの製品開発もやる、という考え方(というよりテイストか)だからだ。

ここは、ほぼ基礎研究に近い開発に絞るべきだ。投資額は限定的で、リターンはそれなりに大きい。しかも、日本企業が伝統的に特異な領域だ。それしか、活路はない(本編はここで終了です。この後は、競馬好きの筆者が週末のレースを予想するコーナーです。あらかじめご了承ください)。

競馬である。 

17日の日曜日は、京都競馬場でマイルチャンピオンシップ(G1)が行われる(芝コース、距離1600メートル)。

これは、G1としては軽量級のレースで、底力のない馬でも器用さとスピードがあれば勝てるレースである。

これは6月に東京競馬場で行われる同じマイル戦の安田記念とは大きく異なる。適正距離が1400メートルタイプの馬でも勝てるし、牝馬にも出番はある。

注目の3頭から当日のパドックを見てオーラのある馬を

今年は、その牝馬2頭、ブレイディヴェーグ(1枠2番)とナミュール(2枠4番)が人気になっている。しかし、前者は抜けたいちばん人気のようだが、前走は1年近くの休み明け、「8分の出来」にもかかわらず、もう届かないという展開の不利を問題にせず快勝したのは、確かに目を見張る。だが、牡馬相手の実績がないのが気になる。

また、ナミュールは昨年の覇者だが、強敵相手とはいえ、その後、勝ち鞍がない。そこで、1400メートルタイプで、トライアルに強く本番に弱いイメージがあるソウルラッシュ(7枠13番)。

今回は、それを意識して、トライアルレースでは本番最優先の仕上げだった。悲願のG1となるか。もう1頭は、2022年、一昨年の覇者セリフォス(8枠15番)。こちらこそ、それ以来勝っていないが、人気薄なら。

好きなのはナミュールなので応援はしたいが、結局、ソウルラッシュを第1候補としつつ、当日のパドック次第でセリフォスを含めたこの3頭の中からオーラのあるパドックを見せた馬の単勝を買いたい。

※ 次回の筆者はかんべえ(吉崎達彦)さんで、掲載は11月23日(土)の予定です(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)

小幡 績:慶応義塾大学大学院教授

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