「フロンクス/ヤリスクロス」コンパクトSUV比較 ともに都会的なスタイルだがグレード構成に差
東洋経済オンライン / 2024年11月20日 12時0分
対するヤリスクロスは、前席に背の高い大人が乗り、シートを後方へスライドさせてしまうと、後席乗員は足を入れづらくなり、かなり窮屈となる。一応5人乗りだが、大人で長距離移動であれば4人乗車が現実的かもしれない。
ただし、荷室の積載量などについては、ヤリスクロスのほうが上だ。ガソリン2WD車で、荷室を分割できるデッキボードをはずした状態の荷室容量で390Lを確保する。対するフロンクスの荷室は210L。荷室の2分割などができる「ラゲッジボード」を取り除けば290Lまで拡張できるが、それでもヤリスクロスほどの容量はない。
なお、ヤリスクロスのセカンドシートは、エントリーグレードのXやキント専用のUは6:4分割可倒式。より上級の3グレードには、4:2:4分割可倒式を採用する。中央にあるリアセンターアームレストのみを前に倒せば、4人乗りのままで、スキーの板など長尺物の積載もできることが特徴だ。対するフロンクスのセカンドシートは6:4分割式。シートアレンジの豊富さという点では、ヤリスクロスのGやZ、Zアドベンチャー、GRスポーツといった4:2:4分割可倒式リアシートを採用するグレードのほうが上だ。
さらに、ヤリスクロスの荷室にある前述のデッキボードは、「6:4分割アジャスタブルデッキボード」というタイプで、載せる荷物に応じて荷室床面の高さを2段階に調節できる。フロンクスにも、ラゲッジボードという名称のボードはあり、荷室の分割などは可能。ただし、ヤリスクロスのボードは、左右6:4分割もできるため、片側に背の高い荷物、もう片側は背の低い荷物を積載できるなど、デッキアレンジがより豊富な点も魅力だ。
ほかにもヤリスクロスでは、XやGを除くグレードに「ハンズフリーパワーバックドア」もオプション設定する。スマートキーを携帯していれば、リヤバンパーの下に足を出し入れするだけで、バックドアが自動開閉する機能だ。両手に荷物を持っているなど手が塞がっている際に、荷室へ簡単にアクセスできる。フロンクスには、こうした装備はないため、荷室関連の利便性の高さという点では、ヤリスクロスのほうに軍配が上がるといえよう。
ハイブリッド機構と燃費について
フロンクスとヤリスクロスは、いずれも1.5Lエンジンを搭載するが、フロンクスはマイルドハイブリッド車のみを設定。NA(自然吸気)エンジン車とハイブリッド車の両方を用意するヤリスクロスのほうが選択肢は広い。
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