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82歳でアプリ開発「米アップルも認めた」驚く思考 何歳からでも"やりたいこと"を見つける「3つの方法」

東洋経済オンライン / 2024年12月21日 11時0分

また、Facebookならば共通の趣味や活動をしている人との新しい出会いもある。若宮さんもFacebookを通じて世界中に“友だち”がいるという。全員と直接やりとりできるわけではないが、何か投稿するとコメントや「いいね!」の反応がすぐに返ってきて、それだけでもうれしくなる。

※この調査ではFacebook、Twitter(現X)、LINE、mixi、Instagram、Skypeなどを指す。

また、若宮さんは「メロウ倶楽部」という有料会員制のオンラインコミュニティーサイトの副会長も務めている。会員による自主運営で、70歳以上の高齢者が会員の約80%を占める。

「入会時に名前や住所などの個人情報を登録しているし、老人クラブなので(笑)、誹謗中傷や勧誘などのトラブルを起こすような人はほとんどいません。体がしんどいときや眠れない夜にポツッと書き込むと、すぐに誰かが反応してくれる。こんなに心強いことはないですね」

会員の誰かが入院すれば、応援メッセージが次々と書き込まれ、病室にいても倶楽部の友だちとつながっていられるという。

インターネットでの交流は孤独や孤立を防ぐこともできる。体が不自由になってくるシニア世代こそ楽しんでほしいと若宮さんは言う。

「つまらない」と思ったらやめていい

自分本位主義でやりたいことを楽しむ“リケ老”の若宮さんは、若い頃からさまざまな習い事や勉学を続けてきた。89歳の今も、「日々、勉強」という。

学びのスタイルは、気ままな若宮流の独学。誰かに強制されたり、何かの義務だったりするのではなく、自分で「何を学ぶか」「どのように学ぶか」を決めて勉強しているという。

そうすると、おのずと若宮さんにとって「楽しそうなこと」が学びの対象になる。独学の基本は読書。学びたい分野の本を買って読むことから始める。読書も中学校の頃から大好きだったという。

パソコンは60歳目前から、スマホは70代、プログラミンングに至っては80代から、この独学で体得した。最近は数学の学び直しにはまっている。

「何かを学びたいときに、本は便利です。ネットの情報は検索すれば簡単に、しかも無料で出てきますが、あちこちに点在していて、自分の目で真偽を見極めて統合していくのは至難の業。その点、本はプロが編集して世の中に出していますから、信頼できます。入門書をしこたま買ってきて、ある程度読み込んでから、一番わかりやすい本を1冊選んで教材にします」

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