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個人投資家が語る「インデックスファンド」超入門 インデックスファンドの強み、投資への考え方

東洋経済オンライン / 2024年12月29日 12時0分

私は自分が取るべき行動を知っていた。何もしない。じっと踏ん張って「航路を守る」、つまり道をそれずに現状を維持することだ。市場は必ず回復するから、それまで待つ。しかしわかっているからといって、必ずしもできるとは限らない。

相場は下がり続け、ついに12月のある日、怖気づいた私は株を全部売り払った。完全な底値ではなかったが、底値同然だった。その後、傷口に塩を塗るかのように、相場はすぐに向きを変えて上がり始めた。私は株価が以前の最高値を超えてさらに上昇する様子を、なすすべもなく見守っていた。それは厳しく、高くつく教訓だった。

教訓がしっかりと身についた

代わりにこの教訓はしっかり身についた。今の私は、市場の下落はたとえ異常なほどの暴落であっても、正常なプロセスの一部に過ぎないということが、頭だけでなく直感的にわかる。市場が提供してくれる桁外れの利益によって富を築きたいのなら、下落による損失は参加費みたいなものだ。

もちろん、口で言うのは簡単である。次の暴落時には、いつものようにパニックが起こるだろう。メディアは気をもむ投資の達人たちの姿で埋め尽くされるだろう。しかし、そういうものはすべて雑音に過ぎない。無視するのがいちばんである。このような下落は、ニューイングランドのブリザードやフロリダのハリケーンのように普通のことなのだ。恐ろしいし危険なこともあるが、必ず過ぎ去る一時的なものである。
 

ジェイエル・コリンズ:ファイナンシャル・ブロガー

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