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ホンダ電動化の幕開け、BEV「N-VAN e:」に期待 ガソリン車オーナーとして進化に注目したい

東洋経済オンライン / 2025年1月4日 12時30分

ホンダ「N-VAN e:」のフロントグリル(写真:三木宏章)

ポストコロナ期やEV(電気自動車)の普及、さらに年末には本田技研工業と日産自動車の経営統合検討など、歴史的な変化が起きた2024年。今年の顔となる1台として、日本カー・オブ・ザ・イヤー2024-2025にはホンダ「フリード」が選ばれた。そんな2024年に純粋に乗って楽しかったクルマ、さらに2025年に注目すべきクルマを「東洋経済オンライン自動車最前線」の書き手たちに独断と偏見で選んでもらった。


2024年10月10日に発売された本田技研工業(以下、ホンダ)の軽商用EV「N-VAN e:(エヌバン イー)」は、ベースとなったガソリン車「N-VAN(エヌバン)」を所有する筆者にとって、以前からかなり気になる存在だった。

【写真で見る】電動化で何が変わった?、ホンダの軽商用BEV「N-VAN e:」のディテールを写真で見る(98枚)

「2040年までに、BEV(電気自動車)・FCEV(燃料電池自動車)の販売比率をグローバルで100%にする」。そんな目標を掲げるホンダの電動化戦略では、2026年までに国内へ4機種のBEVを投入することが発表されているが、その第1弾となるのがN-VAN e:だ。

【写真】電動化で何が変わった?、ホンダの軽商用BEV「N-VAN e:」のディテールを写真で見る(98枚)

ガソリン車オーナーとして驚いた「N-VAN e:」の走り

ホンダの国内電動化戦略にとって、非常に重要なクルマといるN-VAN e:。だが、ガソリン車オーナーの筆者的には、そんなホンダの取り組みや戦略もさることながら、BEV化により、どんな走りに変わったかのほうが気になるところ。そして、実際に乗ってみると、同じ軽商用バンながら、ガソリン車とはまったく別次元ともいえる走りに驚いた。

BEVには航続距離、充電の場所や時間など、まだまだ問題も多いが、それらが解決すれば、商用だけでなくレジャー用途などでも十分楽しめるクルマであることを実感できたのだ。

2024年末、日産との経営統合といった話も飛び出し、まさに今ホットといえるホンダ。ここでは、その「縁談話」についてはあえて触れないが、注目企業の最新BEVモデルという観点から、改めてN-VAN e:の特徴や乗り味を紹介。あわせて、筆者が個人的に感じているガソリン車からBEVへの転換に関する課題、将来的な期待値なども紹介してみたい。

ホンダの軽自動車「N-VAN」とは

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