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「受験は戦略が9割」今から合格率を上げる秘訣3つ 設定した点数に届くように解くテクニック

東洋経済オンライン / 2025年1月10日 8時10分

③迷ったときのルールを決めておく

そして最後は「迷ったときのルールを決めておく」です。

選択肢問題において「どうしても3か4で選べない!」と悩むときがありますよね。考えてどっちが答えなのかわかる問題ならいいですが、制限時間もあるテストですから、ある程度「えいや」と決めてしまったほうがいい場合があります。そのときのルール決めです。

僕は「迷ったら番号が若いほうを選ぶ」というルールで選択肢問題を解いていました。「3と4、どっちかわからない」となったら「3」を選ぶわけです。このように、自分の中でルールを設けて、そのルールどおりにテストを解くことを心がけるわけです。こうすればタイムロスを無くすことができます。

こうしたルールは、過去問を解く中で必要なものがわかってきます。例えば「2択まで絞れるが、そこから選べないことが多い」という人もいるでしょうし、「この問題、どっちから先に解くか毎回迷う」という人もいるでしょう。このような「悩んでいてタイムロスになっているポイント」を整理し、あらかじめ決めておくことで、迷わないで問題が解けるようになるということです。

いかがでしょうか? ここまで受験戦略を練ってテストに挑めれば、テストにおける立ち回りは格段にうまくなるはずです。あとは、その受験戦略をしっかりと守りましょう。ここまでしっかり受験戦略を決めても、毎年、試験本番で戦略と違うことをしてしまう人がいます。そしてそういう人はたいてい失敗してしまいます。

僕が教えていた受験生で、「最高点以上狙えそうだから、捨て問と定義していた問題を解いてそっちに時間をかけたら、マークミスに気づけなかった」という人が去年いました。そうならないように、しっかり決めたルールを守って受験することを心がけてください。

西岡 壱誠:現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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