トランプ発言で注目「カナダ」の日本との"深い縁" キャノーラ油の品種改良の背景に"両国の信頼"
東洋経済オンライン / 2025年1月15日 16時0分
興味深かったのは、対中輸出について、「厳しさを増す加中関係の影響で、中国側は突如輸入停止を一方的に宣言しました。輸入停止措置は解除されたと公式発表されても、実際の取引は止まったままです。正直に言って、信頼感も透明性もないのが実情です」と心情を吐露した。
ハイテクを活用して農場を経営
また、ハイテクを駆使した21世紀の農業が印象的だった。
衛星を用いて、水分、窒素、カリ等の含有量、肥料残量など、詳細な土壌分析を活用して、最も効率的で必要最小限の資材投入のタイミングと個々の箇所を決定。それらのデータをコンピュータ搭載のコンバインやトラクター等の農業機械に入力。自動運転で肥料等を散布し、刈り取りも行うのだ。
実際、ハイテクを活用して少人数できわめて効率的に農場を経営している。技術が日進月歩で、5〜10年で新しい機種に更新しているという。
視察の合間に、エップ夫人は、お茶受けとしてポッキーとお煎餅を用意してくれた。日本からはるか遠いカナダの大平原でも、地元のアジアフードマーケットで売っているそうだ。日本とカナダの密接なつながりを実感した。
なお、キャノーラには、今後、再生可能バイオディーゼルの原料として大口の需要も見込まれる。カナダの石油・ガス業界3位のインペリアル・オイル社が脱炭素経済の先を見据えて動き出した。
山野内 勘二:駐カナダ日本国特命全権大使
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