「4回も不合格」それでも東京藝大目指す彼の粘り 度重なる不運に遭いながらも勉強を続けた
東洋経済オンライン / 2025年1月19日 7時40分
東京藝大卒業後の青野さんは、新卒で入った大手飲料メーカーのデザイン担当として4年間勤務したあと、美術予備校の講師を経て、造形作家として活動しています。
浪人してよかったことを聞くと「実力をつけたことで苦労せずにやりたいことができるようになった」、浪人して変わったことについては、「自分のことがよくわかるようになった」と答えてくれました。
「東京藝大は変わった環境でした。授業で課題が出されたあとはほぼ丸投げで、『好きなことをやってください』といった環境なのですが、浪人していなかったら何をしていいかわからなかったと思います。
それでも、私は浪人のときに考えながら絵を描いていた習慣のおかげで、大学に入ってからは苦労せずにやりたいことができるようになっていました。浪人生活の中で大人になったので、自分のことがよくわかるようになり、それを作品に表現できるようになったのだと思います。
受験生だけでなく、社会人になってからも、自己理解ができているかどうかは(自身の)行動に出るので、人生に対する造詣が深くなった浪人の日々は、私にとって大きな経験になったと思います」
東京藝大に入る目標をかなえ、立派な大手企業のサラリーマンを経験し、現在も自分の表現を突き詰めている青野さんは、浪人によって視野の広さを手に入れたのだと思いました。
青野さんの浪人生活の教訓:自己理解の習慣は、その後の人生でも役にたつ
濱井 正吾:教育系ライター
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