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我が子の成績伸ばす「家庭教師」見極めるポイント 塾やオンライン学習など…合うタイプは様々

東洋経済オンライン / 2025年1月24日 7時20分

(写真: cba / PIXTA)

志望校合格者を次々と出す、プロの家庭教師。集団指導ではないため、どう合格に導いているのか、一般的にはあまり知られてはいません。しかし、そこには誰でも実践できる「教え方の極意」があります。『家庭教師の技術』を上梓した、15年を超える家庭教師・塾講師歴を持つ、青戸一之氏が極意をお話しします。

塾、家庭教師、独学…どれがいいか

子どもの成績を伸ばすために、家庭教師の依頼を検討している家庭は少なくないでしょう。ただ、ほかにも塾やオンライン学習などさまざまな選択肢があるため、本当に家庭教師がベストな判断なのか悩むこともあると思います。

【写真】『家庭教師の技術』(青戸一之)(西岡壱誠)では、家庭教師の教え方の極意を紹介

私は過去に個別指導塾や家庭教師などの仕事を通じて、1000人近い生徒とじっくり向き合ってきた経験から、家庭教師で伸びる子、塾で伸びる子、独学でも伸びる子のタイプがわかるようになりました。今回は、どんなタイプの子が家庭教師で伸びるのか、またどういう講師の選び方をすればいいかについてお伝えします。

家庭教師の話の前に、それ以外の選択肢を比較検討してみましょう。まず塾に向いているのは、最初からある程度自分で勉強ができるタイプの子です。目標や目的意識があり、自分で勉強が進められる子なら、塾の講師や仲間に囲まれてさらに力が引き伸ばされるでしょう。

また、内部でクラスの入れ替えテストがあるようなハイレベルの塾では、子どもが競争心の強いタイプかどうかも重要です。

自分より高い意識や学力の持ち主を見てモチベーションを得る、あるいは成績が悪かったときに悔しさをバネにして頑張れる性格なら、学力を伸ばすには最高の環境であるといえるでしょう。通っている学校ではライバルと呼べる存在がいないため、刺激を受ける相手を求めてそのような塾に通うケースもあります。

ただし、競争が苦手な子の場合はすぐに疲弊して「自分なんかダメだ……」と自己肯定感が下がってしまいかねないので、注意が必要です。また、まだ自立して勉強ができない子も、ただ塾に通って授業を受けているだけになってしまう可能性があります。自分から積極的に講師に質問しに行くような姿勢がないと、期待した効果が得にくいでしょう。

独学に向いている子の特徴

独学に向いているのは、向上心が高く、マイペースで勉強を進めたい子です。塾だと人間関係のわずらわしさがあったり、慣れない環境で集中しにくいといった場合もあります。

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