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我が子の成績伸ばす「家庭教師」見極めるポイント 塾やオンライン学習など…合うタイプは様々

東洋経済オンライン / 2025年1月24日 7時20分

私も30歳で東大受験したときはそうでしたが、目標がはっきりしていて、ある程度自立して勉強できるなら、独学のほうが向いていることもあるでしょう。

また、今は独学をサポートしてくれるオンライン学習ツールが非常に充実しています。スタディサプリを代表とする通信講座だけでなく、YouTubeやChatGPTのような無料で活用できるサイト、そして暗記学習や勉強のスケジュール管理のためのスマホアプリもたくさんあります。

独学に関する書籍も豊富にあるため、これらを活用して合格までたどり着ければ、費用面では格段に安く済みます。東大生でも、特に地方出身の子の場合は金銭面や環境面の都合から、塾に行かずに合格したという人が一定数います。

ただ、独学の場合は勉強の目標設定とPDCAサイクルの管理、メンタルマネジメントを自分でやらなければいけないので、当然ながら強い精神力が要求されます。そして、もう1つネックになるのが勉強の効率化です。勉強のやり方が自分にとって合っているのかどうか、効率的かどうかを客観的に判断するのが難しいため、努力のわりに結果があまり出ない可能性もあります。

以上の点を踏まえると、家庭教師が向いているのはまだ自立して勉強できない子と、一人でも勉強できるもののより高いレベルに引き上げてもらいたい子の2パターンだと言えます。

まず、まだ自立して勉強できない子については、家庭教師ならノートのまとめ方や問題集の使い方、あるいはスケジュールの管理の仕方といった、基本的な勉強のやり方から教わることができます。

また、学校の授業についていくために戻り学習が必要なケースでも、柔軟に幅広く対応できます。個別指導の塾でもそれに近い対応はしてもらえますが、やはり家庭教師のほうが直接子どもと関わる度合いは高くなります。

周りの目がない分「こんなレベルからやり直すなんて恥ずかしい」「ほかの子に遠慮して質問しにくい」ということもなく、自分に合ったレベルとペースで勉強を進められるでしょう。

個人で探す場合は難しいかもしれませんが、ある程度規模の大きい会社に依頼するのであれば、担当講師の学歴や得意科目だけでなく、性格や趣味、教え方の特徴まで細かく要望を聞いて派遣してくれるので、子どもとの相性も確認しやすいでしょう。

講師と生徒の相性を見極める

次に、一人でも勉強できるもののより高いレベルに引き上げてもらいたい子のパターンについてですが、これは講師と子どもの相性が非常にものを言うところです。

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