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平気で「お弁当」を買う人が知らない超残念な真実【再配信】 「安い市販品」に、こんな「裏側」があったとは…

東洋経済オンライン / 2025年1月31日 16時0分

ポテトサラダは、ゆでたじゃがいもをつぶして、きゅうり、ハム、ゆでにんじん、さらした玉ねぎのみじん切りなどと一緒にマヨネーズで和えます。

スパゲティは玉ねぎ、ピーマンを炒めてゆでたパスタを入れ、ケチャップで味付けします。添え物の漬物は、家にあるたくあんや浅漬けなどでいいことにしましょう。

この「家でつくるハンバーグ弁当」は、加工用の添加物はゼロです。

厳密に言えば、マヨネーズやソースに使われている「化学調味料」や、市販の漬物を買ってきた場合はそれに使われている添加物くらいのものです。

「アベ食品のハンバーグ弁当」衝撃のつくられ方

次に、町の仕出し弁当専門店「アベ食品」がつくる激安ハンバーグ弁当を見ていきましょう。

「家庭でつくる弁当のように、ハンバーグをネタからつくって焼く……」と思えば、さにあらず、「業務用の冷凍品」を仕入れてきて、これを湯煎(ゆせん)や電子レンジなどで解凍して詰めるだけです。ソースも「仕入れのデミグラスソース」を使います。

「付け合わせのナポリタン」「ポテトサラダ」も業務用を仕入れてきて、それをパックから出して詰め合わせます。「福神漬け」は、もちろん仕入れ品。

驚くべきことに、アベ食品では「白ご飯」「キャベツの千切り」も仕入れ品です。

結局、「アベ食品」でやっていることは「仕入れの食材」をパックから出して詰め合わせるだけです。鍋もガスも、包丁さえも使いません。

「弁当業者」というより「詰め合わせ業者」といっても過言ではありません。

こうしてつくられた「アベ食品」のハンバーグ弁当。

プラスチックのふたを開けてみると、鮮やかなナポリタン風スパゲティの上に大ぶりのハンバーグ。上にはツヤツヤと光るとろみのあるデミグラスソースがかかっていて、見るからにおいしそうです。

付け合わせは、ポテトサラダとキャベツの千切り。つやのある真っ白なごはん。鮮やかな朱色の福神漬けも添えられていて食欲をそそります。

「アベ食品」では、この弁当を契約企業やスーパーに卸しています。

使われている添加物を「リスト」にすると…

私は何も「仕入れ品を使うことがいけない」と言っているわけではありません。

弁当業者だって、「仕入れ品」を使ったほうが安いとか、朝一から調理していたら昼前の納品に間に合わないとか、いろいろ事情もあるでしょう。

私が問題にしたいのは、こうした仕入れ品を使うことによって、かなりの「添加物」が使われているということです。

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