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平気で「お弁当」を買う人が知らない超残念な真実【再配信】 「安い市販品」に、こんな「裏側」があったとは…

東洋経済オンライン / 2025年1月31日 16時0分

【理由4】キレイ――人工的に「つやつや」「キレイな朱色」が出せる

「キレイ」は、見た目です。この場合のハンバーグソースのつやつやでおいしそうな「照り」は「増粘多糖類」や「加工でんぷん」でつくられたもの。タレがたれるとクレームが出るので、その予防にも役に立ちます。

福神漬けのキレイな朱色は、もちろん「人工着色料」です。

【理由5】オイシイ(味が濃い)――手軽に「濃厚で強い味」が出せる

「オイシイ」は、添加物を使うことで、手軽に「濃厚で強い味」が出せます。

もはや、食品加工は添加物なしでは成立しません。弁当加工の現場でも添加物は大活躍なのです。

こういう話をすると「食品添加物は科学的知見に基づいて安全性が確保されたものだけが使われている」「厚労省が認可しているものだ」などという反論をよく受けます。

あたかも添加物の危険性を訴えるのは非科学的だと言わんばかりです。

しかし現実的には、添加物は「認可」と「削除」の繰り返しの歴史です。

つまり「安全なので使っていいですよ」という「認可」されたはずのものが、しばらくすると「やはり発がん性が疑われる」などという理由で「削除」される、その繰り返しの歴史なのです。これは厚労省のHPを追っていればわかることです。

また、そういう「安全性の議論」はおいておいたとしても、みなさんが実際に食品加工工場で「白い粉」を大量にバサバサッと入れる光景を見たら、たじろぐと思います。

「口に入れるものに、こんな不自然な『白い粉』を大量に入れて、本当にいいのか」
「科学的な安全はよくわからないが、どうも『気持ちが悪い』」
「少なくとも、子どもたちには食べさたくない」

純粋にそう思う人も少なくないのではないでしょうか。その「素朴な感情」こそ、大事にすべきではないかと私は思うのです。

2022年には名古屋市立大学が妊婦9万4062人のデータを基にした研究で「市販弁当や冷凍食品を頻繁に食べる妊婦は、死産の確率が2倍以上になる」という発表がされており、『毎日新聞』も2022年5月の記事「市販弁当や冷食が多い妊婦、死産と関連か 名古屋市立大研究チーム」で取り上げています。

「リスク」を知る。「手作りのおいしさ」も見直す

だからといって、食品添加物をいっさい使ってはいけない、「市販の弁当」はやめようなどと言いたいのではありません。

「市販の弁当」は確かに便利だし、私も地方の講演などでお昼に出されれば、しっかりいただきます。昭和の世代ですから、食べ物は残せません。

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