1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

「京大3回不合格」20歳上彼女に振られた彼の変化 浪人を重ねたことで、彼が学んだこととは?

東洋経済オンライン / 2025年2月2日 8時0分

中学校では、中学受験をする上位層が抜けたこともあり、中学1年生の定期試験で200人中30位程度の好成績を確保していました。

しかし、中学2年生で200人中180位近くまで成績はガタ落ちします。

「うちではゲームを禁止されていました。でも、お小遣いを貯めてiPod touchを勝手に購入して、隠れてゲームをするようになったんです。朝の5時までゲームをして、少しだけ寝て学校に行くようになりました。頭がフラフラするから部活もやめた結果、生活リズムがガラッと変わりました」

高校に進学したものの…

のちに親にiPod touchを持っているのがばれて一悶着あったそうですが、中学3年生のころには改心し、地元の小さな塾に通って真面目に勉強を続けました。その結果、中学校最後の試験では200人中3位にまで上り詰めることができました。

「中学2年生で20点だった英語のテストが、中学3年生では90点になった」というジェットコースターばりの乱高下を繰り返したけいちゃんさん。

定期試験の成績はよくなったものの、理科と社会は苦手だったため、それらの科目を使わなくても受験できる私立の高校に狙いを定めます。

その中で、入学式などの学校行事以外は制服が自由である、国際基督教大学高等学校を第1志望に設定しました。しかし、頑張ったものの、合格するのがきびしそうだったために出願を諦めた彼は、千葉県立幕張総合高等学校を受験して合格しました。

ところが、高校に入学後、しばらくしてから彼は不登校になってしまいました。

「第1志望に入れなかったというのが尾を引いてしまいました。もともと高校に行く気力が湧かなかったところに、仲がよかった女の子に告白して振られてしまったのです。それがショックで、高校2年生からまったく学校に行かなくなってしまいました。結局、高校2年生の最後に退学届を出して、学校を辞めることになりました」

17歳でいきなり世間の荒波の中にひとり放り出されることになった彼は、家にずっとこもる感じではなく、「アクティブな引きこもり」として日々をすごしました。

「引きこもり」をしながら18歳で受験

「実は高校を退学する前から、1日1回は家から出るようにしていました。学校の近くの公園で昼寝をしたり、IKEAのフードコートで100円ドリンクを頼んで過ごしたり、ドン・キホーテで美味しい焼き芋を探したりしていました。

それ以外に、公民館で開催されていたワークショップに参加することもあったのですが、高校を退学して18歳になって間もないころに、そこで知り合った方に『うちのシェアハウスに来る?』と誘われたので、そこで1人暮らしを始めることにしました」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください