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東京ー群馬の長大バイパス「最後の区間」今どうなってる? 幅57mの巨大道路「上尾道路」はドコを通るのか

乗りものニュース / 2024年4月1日 8時12分

上尾道路II期区間で建設中の跨線橋。下はJR高崎線(乗りものニュース編集部撮影)。

東京と群馬を結ぶ国道17号バイパス群のなかで“最後の区間”となっているのが、埼玉県内の「上尾道路II期」区間です。現在はどうなっているのでしょうか。

新大宮バイパスと熊谷バイパスをつなぐ「上尾道路」

 2024年3月現在、埼玉県北本市・鴻巣市で国道17号のバイパスとなる「上尾道路II期」区間9.1kmの建設が進んでいます。東京・埼玉・群馬に形成されている国道17号バイパス群のなかで、“最後の未開通区間”といえるところです。

「上尾道路」は、東京から続く「新大宮バイパス」と、鴻巣市から群馬方面へ通じる「熊谷バイパス」をつなぐ20.1kmの区間です。新大宮バイパスから圏央道の桶川北本ICまでのI期区間11kmは2016年に開通しています(一部暫定2車線)。同ICも本来の姿ではなく、まだまだ「ランプ橋が架かりそうな箇所」が複数あります。

 しかし桶川北本ICから先は、広い道路空間が一気に狭まり、のどかな雰囲気に。県道57号さいたま鴻巣線がII期区間の並行道路となりますが、北本市内では「幅57mもの巨大道路は一体どこに?」という感じです。

 鴻巣市内の終点近くになると、畑のなかに広い道路用地が見えてきます。JR高崎線 鴻巣ー北鴻巣間の市街地では工事も進んでいます。このII期区間で唯一できている具体的な構造物といえるのが、高崎線をまたぐ跨線橋の一部です。住宅の横にポツンと、ちょうど鉄道をまたぐ箇所のみ橋桁まで架かっています。

 その近くに、「熊谷バイパス」の起点となる箕田(みだ)交差点があり、上尾道路はここにつながります。ただ、中央分離帯が異様に大きく取られた熊谷バイパスが広すぎて、同じ広さの道路になるのか、まだイメージもつかみづらいかもしれません。

 ちなみに、前出した高崎線の跨線橋、実はもう1本並行して作られる予定です。

  というのも上尾道路や熊谷バイパスを含む国道17号バイパス群の真ん中は、将来的な自動車専用部の建設を想定し、広大なスペースが確保されています。現在さいたま市までできている高架の首都高を、もっと北まで延伸するためです。高崎線との交差部は、将来、2本の跨線橋の真ん中にもう1本、自動車専用部の橋も架かる可能性があります。

 上尾道路II期の進捗としては、2023年11月時点で全体の用地取得率28%となっています。2020年時点の9%からは大きく進捗したものの、本格化するのはこれからといったところでしょう。

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