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アメリカ「新型ミサイルの最終テストを終了」日本も購入を検討したことがある対艦・対地用スタンドオフ兵器

乗りものニュース / 2024年4月12日 19時12分

AGM-158C LRASM(矢印部分)を搭載するF/A-18E/F「スーパーホーネット」(画像:ロッキード・マーチン)。

ロッキード・マーチン製。

4発同時発射を成功させる

 アメリカの航空機・宇宙船の開発製造会社であるロッキード・マーチンは2024年4月3日、新型長距離対艦ミサイルであるAGM-158C LRASMの最終試験を終えたと発表しました。

 同ミサイルは艦艇や航空機から発射可能な対艦ミサイルである「ハープーン」を置き換えるために開発されているミサイルです。「ハープーン」同様、艦艇と航空機に発射可能で、敵性勢力の防空圏外から発射できる、いわゆる「スタンドオフ」の巡航ミサイルに分類されます。

 着弾直前の終末誘導の際に、レーダーを用いずに、目標が発している対空レーダーなどの電波をもとにミサイルを誘導する形式を採用しています。なお、対艦攻撃のほかに対地攻撃用の巡航ミサイルとして拠点攻撃にも使用でき、日本も一時期、導入を検討したこともあります。

 試験は第12回統合テストイベント(ITE-12)において行われたそうで、アメリカ海軍によると、AGM-158Cの航空機発射タイプをF/A-18E/F「スーパーホーネット」に搭載し、4発同時発射を行ったとのことです。

 実験でAGM-158Cは、従来の兵器では困難な厳重に防衛された、水上艦艇への先制攻撃能力の高さを証明したようですが、ロッキード・マーチンは「LRASMの進化における次の 『大きなステップ 』だった」と発表しており、導入の最終段階に入った最終試験とはいえ、まだ改良の余地を残しているようです。

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