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山崎大輝&糸川耀士郎がWキャストで挑む 市村正親×大竹しのぶによる最恐で最高のミュージカル「また一つギアを上げて頑張っていきたい」【インタビュー】

エンタメOVO / 2024年3月5日 8時0分

糸川 僕も最初は、純粋で真っすぐで、少し壊れやすくて脆さも持った青年だなと思いましたし、それをイメージして台本を読んだのですが、それだと面白くない。なので、この「スウィーニー・トッド」の中でアンソニーの役割をもっと色濃くしていきたいと考えています。ジョアンナに対する気持ちは、純粋で真っすぐですが、その中にも強さがあって、芯が通っている。そうした強さをもっと突き詰めていきたいです。僕は、見た目は決して“強い男”というイメージではないですが、それでも曲がったことは許さないという熱さや内面の強さを出していけたらいいなと思います。

スウィーニー・トッド役の市村さん、ミセス・ラヴェット役の大竹さんとの共演で楽しみにしていることやお二人の印象を教えてください。山崎さんは「ピアフ」でも大竹さんとご一緒されていますね。

山崎 はい。「ピアフ」で得たものはすごく大きかったです。その時から、またしのぶさんとぜひご一緒させていただきたいと思っていましたし、そうなれるように頑張りますともお伝えしていたので、こんなにも早くまたご一緒できることが本当にうれしいです。この2年間での成長を見せたいと思いますし、まだまだ未熟なところもあるので、この作品でまたしのぶさんからいろいろなものを教えていただき、吸収したいと思っています。

 市村さんとは初めてご一緒させていただきますが、学ぶことばかりです。私生活でどう生きて、物事をどうとらえてきたのかが芝居ににじみ出る方なんだなとお芝居を通じて教えていただいています。これからのお稽古の中でもきっとお芝居で通じ合う瞬間を感じられると思うので、それを早く味わいたいです。

糸川 僕はお二方とも初めましてなのですが、一緒にご飯に行けるくらい仲良くなりたいと思っています。僕自身、歌だけでなくお芝居ももっともっと深く突き詰めたいと思っているので、まさにお二人のような俳優に憧れます。たくさんお話を聞かせていただきたいです。ミュージカルに向き合うときはどうされているのか。逆にストレートプレイでお芝居をされるときはどうされているのか。機会があれば、ぜひご飯に行かせていただいて、そうしたお話ができたらうれしいです。

衝撃的なストーリー展開がこの作品の魅力の一つですが、それにちなんで、最近起きた衝撃的な出来事を教えてください。

山崎 冬で乾燥していたのでリップクリームを持ち歩いているのですが、この間、忘れてしまった日があって、それで急きょ、コンビニでなるべく保湿ができるものにしようとちょっといいものを買ったんです。そうしたら、それが色付きだったんですよ。でも、塗ってみたら、いい感じだったので、その日はそれを使ってポケットに入れたまま洗濯をしてしまったんです。そうしたら、一緒に洗った色々な服に口紅のような赤がついてしまって。靴下にも至る所に赤い色が点々とついていて(笑)。こんなに付くものなのって、衝撃でした。

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