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受験生は必読! 実力を発揮しやすい気象条件とは

ウェザーニュース / 2019年1月15日 17時0分

ウェザーニュース

1月19日(土)と20日(日)は全国700ヵ所余りの会場でセンター試験が行われますが、天気が気になります。実は頭の働きが良くなる天気とそうでない天気があるというのです。

気圧の変化に要注意!

「受験当日の朝に気圧が下がると朝起きにくくなります。“気象病”をお持ちの方は、立ち上がりが悪いので、頭もすっきり働かない可能性があります。遅刻にも注意が必要となります。雨や雪は気圧が下がっている状態なので注意が必要です」と語るのは、「気象病外来」を開設している「せたがや内科・神経内科クリニック」(東京都世田谷区)の久手堅司(くでけん・つかさ)院長です。

気象病とは、気圧の低下や寒暖差など気象の変化が原因で起こる頭痛や吐き気、首こり・肩こりの悪化といった症状の総称です。

理想は晴れて気圧・気温も安定

「理想の天気は、晴れ、気圧の変化が少ない、朝からの寒暖差が少ないことです。こんな天気なら日頃の実力を発揮できるはずです」と言う久手堅先生は、いくつかの注意点をあげます。

【気圧差】
気圧が下がるときは頭痛やめまいなどの体調不良が起き、頭もボーッとしてくるので、点数は取りにくくなる。気圧が上がるときに出る人もいるが、その割合は少ない

【雨や雪(低気圧)】
雨や雪は気圧が低下している状態だが、数日前から気圧が低い状態で落ち着いているときは心身への影響は少ない

【寒暖差】
屋外だけでなく部屋の中で体温調整がうまくできなくても心身に影響する。寒ければ体の冷えが気になって試験に集中できず、暑すぎるとのぼせて実力を発揮できないので、衣類で調整する

交感神経の緊張を和らげる方法

久手堅先生が受験に臨むときの心得をアドバイスします。

「この時期、乾燥はやむをえませんが、感冒やインフルエンザ、胃腸炎も流行っているのでマスクを着用してください」

「受験は緊張する場面なので交感神経が働いている状態になります。交感神経の働きが強すぎると、頭が真っ白になる、手が震える、手汗が止まらないといった症状が現れ、簡単なケアレスミスが出やすくなります」

「受験会場では緊張を和らげることが大切です。対策としては、飴をなめる、ガムを噛む、深呼吸をする、試験が終わった後の楽しいことを考えるなどで自分自身をリラックスさせることです。些細なことかもしれませんが、これまで勉強した成果を発揮するためにも、上記の点を頭の片隅に入れておいてはいかがでしょうか」

あなたの受験会場の天気予報をしっかりチェックして、万全の体制で受験に臨みましょう。

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