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富士山、雪で化粧直し 都心からも見通しくっきり

ウェザーニュース / 2019年4月28日 10時20分

ウェザーニュース

今日4月28日(日)の東日本は高気圧に覆われ朝からすっきりと晴れています。

ここ数日は雲に隠れていた富士山は、再びしっかりと雪をたたえた姿を見せました。

新茶と富士山

静岡県内からは、鮮やかな緑色の茶畑の後ろにそびえる富士山の様子も見えています。

今朝は冷え込みが強かったため、遅霜による被害を防ぐための防霜ファンがまわっている様子も確認出来ます。

都内からもくっきり

東京都心など関東からも富士山をくっきりと確認出来ます。

気象台によると、東京の6時の視程(水平方向に見通しの利く距離)は35kmと報告されています。霞みがちな春としては非常に視界が良く、30km以上遠くまで見渡せるのは4月16日以来のことです。なお、都心から富士山までは約100km離れています。

水田の逆さ富士も

田植え前のこの時期にだけ見られる、田んぼでの逆さ富士が見られたところもありました。

農業の目安時期を告げる「雪形」は一旦消滅

残雪の形を動物などに見立てて農業の目安時期等を知る「雪形(ゆきがた)」と呼ばれるものが、昔から日本各地では伝えられてきました。

富士吉田市から見られる「農鳥(のうとり)」と呼ばれる雪形は、今月25日にいちど出現していたものの、今回の冠雪により再び隠れてしまいました。

ゴールデンウィーク後半は晴れの日が続いて気温が上がりそうですので、再び農鳥が現れるのは連休の終わり頃か連休明けになりそうです。


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