寝苦しい夜に実践 快眠を促す「頭寒足熱」
ウェザーニュース / 2019年8月16日 16時0分
ここ最近は、熱帯夜が続いていて、1日を通して暑いですね。夜も暑くてなかなか寝付けない、ジメジメして眠れない…。
そんな時、眠りやすくなるコツは頭寒足熱(ずかんそくねつ)。健康法でよく耳にする言葉ですが、実は睡眠にも応用できるそうです。
『毎朝、目覚めるのが楽しみになる 大人女子のための睡眠パーフェクトブック』の著者で睡眠コンサルタントの友野なお先生が詳しく教えてくれました。
頭を冷やしてみよう
暑いから、とどこもかしこも冷やせば良いというわけではありません。まず頭を冷やしてみましょう。
「私たちの体は深部体温(内臓の温度)が下がると眠くなるように出来ています。その深部体温の中でも特に大事なのは脳の温度。脳の温度を下げることが熟眠への近道になります」(友野先生)
寝苦しい日は枕カバーに接触冷感素材のものや、麻素材ものを利用すると良いでしょう。保冷剤や冷蔵庫で冷やすジェル枕などもオススメです。ただし、目元や首は冷やしすぎないよう気をつけましょう。
足は冷やさない
夏はつい半袖半ズボンで寝たくなりますが、実はそれは良くないと友野先生は言います。
「就寝中は体温が低下するうえに夏場は冷房を使うことも増えるので、露出は少ないほうが良いです。また、ワンピースタイプのものはめくれて下半身を冷やす上、足に絡まり、寝返りを邪魔するので良くありません。真夏でも長袖長ズボンのパジャマを着て、エアコンなどで温度管理すると良いでしょう」
パジャマとしてオススメなのは吸水性、吸湿性に優れ、肌触りの良い100%コットンかシルク。シルクは天然素材の中でも、最も人間の肌成分に近いと言われるほど肌に優しく、コットンは着心地が良く耐久性があります。
暑い夜はつい着ているものを脱ぎたくなりますが、そんな時こそ頭を冷やしてグッスリ熟眠したいですね。この夏、適切な体温管理をマスターして心地よい眠りを手に入れましょう。
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