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東京都で早くもインフルエンザの流行開始 今シーズンは早めの感染予防を

ウェザーニュース / 2019年9月27日 7時15分

ウェザーニュース

東京都は26日(木)、都内のインフルエンザ定点医療機関からの患者報告数が、流行開始の目安となる1.0人/週を超え、インフルエンザの流行が開始したと発表しました。

インフルエンザは例年12月から3月にかけて流行しますが、都内では9月に入ってから患者報告数が増え始め、9月16日~9月22日には前週比約13%増の1.06人に達し、流行開始の目安を突破。昨シーズンより2か月以上早く、2010年のシーズン以降で最も早い流行期入りとなりました。

学級閉鎖も相次ぐ

インフルエンザ定点当たり患者報告数の推移(9月20日発表より※)

9月2日〜22日までに、都内の学校や社会福祉施設などで発生したインフルエンザ様疾患による集団感染事例は55件報告されています。なかでも小学校での臨時休業(学級閉鎖等)は昨年同時期と比べて約5倍の28件に上り、10歳未満の患者が全体の6割超を占めています。

定点当たりの患者報告数が1.0人/週を超えた保健所は、報告数が高い順に、多摩小平(4.05人)、中央区(1.80人)、文京(1.57人)、渋谷区(1.57人)、杉並(1.53人)、世田谷(1.46人)、中野区(1.40人)、板橋区(1.38人)、江戸川(1.37人)、八王子市(1.33人)、北区(1.18人)、西多摩(1.14人)です。

まだ9月ですが、今シーズンは早めのインフルエンザ対策が必要です。東京都は、こまめな手洗いや適度な室内加湿・換気などの対策を徹底するよう呼びかけています。

今シーズンは早めの感染予防を

厚生労働省のHPには「インフルエンザを予防する有効な方法」として次のことを推奨しています。

(1)外出後の手洗い
流水・石鹸による手洗いはウイルス除去に有効/アルコール製剤による手指衛生も効果的

(2)マスク着用
人混みや繁華街へ外出するときは不織布製マスクを着用する

(3)咳エチケット
咳やくしゃみを他の人に向けて発しない/咳やくしゃみが出るときはマスクをする/とっさのときにマスクがないときはティッシュや腕の内側などで口と鼻を覆う/鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐゴミ箱に捨てる/手のひらで咳やくしゃみを受け止めたときはすぐに手を洗う

(4)適度な湿度の維持
乾燥しやすい室内では加湿器などを使って適切な湿度(50〜60%)を保つ

(5)十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
体の抵抗力を高める

(6)人混みや繁華街への外出を控える
特に高齢者・基礎疾患のある人・妊婦・体調の悪い人・睡眠不足の人は人混みや繁華街への外出を控える/やむをえず外出するときは不織布製マスクを着用する


例年より2か月以上も早く流行が始まった今年のインフルエンザ。今後、本格的な流行が予想されるので、9月だからと油断せずに、感染予防を心がけましょう。

参考資料など

インフルエンザ定点当たり患者報告数の推移(東京都)よりウェザーニュース加工

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