フィリピンの東で熱帯低気圧が発生 台風に発達の可能性

ウェザーニュース

今日8月27日(木)15時、フィリピンの東の低圧部が熱帯低気圧と解析されました。

周辺では積乱雲の発達が活発化していて、高い海面水温の影響でさらに発達し、今後台風になる可能性もあります。日本に近づく可能性もあるため、今後の情報に注意してください。

台風に発達する可能性も

海面水温の解析

太平洋では海面水温が30℃以上となっていて、熱帯低気圧が発達しやすい環境になっています。

上空の風の流れなどにもよりますが、このフィリピンの東で発生した熱帯低気圧についても、さらに発達して台風になる可能性があります。

週明けに沖縄接近の可能性

週間予想天気図

熱帯低気圧の進路は太平洋高気圧の勢力やジェット気流の流れ次第のためまだ断定出来ません。

世界各国の気象機関のシミュレーションを比較すると、この熱帯低気圧は週明けに沖縄から東シナ海へと進む予測をするものが多くなっています。

さらにその後は予測の信頼度は下がるものの、進路を北東向きに変えて日本海方面へ向かうことを示唆する計算結果が多く、本州方面に接近する可能性も否定はできません。今後の情報に十分注意してください。

参考資料など

気象衛星可視画像：NICT-情報通信研究機構