ハリケーン・ヒラリーがメキシコ沖を北上 来週はカリフォルニアで大雨か

ウェザーニュース

ハリケーン・Hilary(ヒラリー)がメキシコ沖の太平洋沿岸を北上しています。週末から来週にかけて、アメリカ・カリフォルニア州に影響を及ぼす見込みです。

カリフォルニア州に近づく熱帯低気圧は少ない

日本時間の18日(金)9時の時点で、ハリケーン・ヒラリーは中心気圧が955hPaまで低下し、勢力を表す5段階のうち、強い方から3番目に当たるcategory3となっています。厳密に比較することはできないものの、日本の台風では「強い勢力」に相当する強さです。

今後は北北西に進んで、週末はバハ・カリフォルニア半島の近くを北上し、その後はアメリカのカリフォルニア州に近づく予想となっています。

アメリカに近づく頃には勢力を落として熱帯低気圧になるとみられますが、南部を中心に大雨となる見込みです。アメリカ国立気象局は22日(火)までの総雨量が、カリフォルニア州南部の多い所で250mm前後に達し、サンディエゴやロスアンゼルスなどの都市部でも強い雨が降るとしています。

カリフォルニア州をハリケーンや熱帯低気圧が直撃するケースは少なく、当局は警戒を呼びかけています。