来週は全国的に寒さ和らぐ 春の暖かさで桜の開花が進む見込み

ウェザーニュース

今週は3月下旬らしからぬ寒さの日が続きましたが、明日からは寒気の影響を受けづらくなり、来週後半にかけて全国的に気温が上昇傾向です。平年のこの時期と比べても暖かい日が増え、厳しい寒さは和らぎそうです。

西日本や東日本で桜の開花が昨年よりも遅くなっていますが、来週は各地で続々と開花する見通しです。

朝の冷え込みも弱まる

東京の気温変化を見ると、今週は最低気温、最高気温ともに平年より低めでした。今日23日(土)も冷たい雨が降り、最高気温は10℃に届いていません。

明日以降は傾向が変わり、気温は上昇に転じます。最低気温は平年を上回る日が多い予想ですので、朝晩の冷え込みはだいぶ和らぐといえそうです。曇りや雨の日が多くなるため昼間の気温はそこまで高くなりませんが、ほぼ平年並みで推移しそうです。

天気の回復する週後半は最高気温も20℃くらいになる予想です。東海や西日本も朝晩、日中ともに特に寒くなることはありません。スッキリしない空で日差しが乏しくても、各地で春を感じる暖かさとなりそうです。

ソメイヨシノ開花進む　スギ・ヒノキ花粉の飛散注意

この暖かさで桜のつぼみの生長が加速し、来週は各地からソメイヨシノが開花の便りが届きそうです。今年は桜のつぼみの生長が昨年より遅めですが、いよいよ桜前線の本格始動となります。


ただ、気温が上がることで、晴れる日はスギ花粉やヒノキ花粉の大量飛散に注意が必要です。これまで飛散が多かったスギ花粉にかわって飛散が本格化しつつあるヒノキ花粉のアレルギー反応が強い方は特にご注意ください。


札幌でも最高気温が6℃から10℃くらいの日が続きます。本州山間部や北海道の積雪地域では雪解けが進みそうです。雪崩や落雪、道路状況の悪化、河川の増水などにお気をつけください。