週末も前線の影響を受けやすい 太平洋側を中心に天気はすっきりせず

ウェザーニュース

今日4月3日(水)に広い範囲に雨を降らせている前線は、週末も日本の南の海上に停滞する見込みです。前線に近い太平洋側を中心にすっきりしない天気の所が多くなります。

前線は本州の南に停滞

日本付近に伸びてきた前線は明日4日(木)になると日本の海上に移動します。

明後日5日(金)以降も陸地からそれほど離れていない所に停滞するため、太平洋側では雲が広がりやすくなる見込みです。6日(土)〜7日(日)にかけては前線が若干北上して、低気圧が進んでくるため曇りや雨の範囲が広がります。

5日(金)は日本海側や北日本で比較的晴れる所が多い見通しです。6日(土)は西日本から東日本の広い範囲で雲に覆われ、西日本の太平洋側で雨。7日(日)は東海や関東にも雨の範囲が広がる予想となっています。

雲が増えても気温は高め

主要都市の予報を見ると、沖縄は前線の影響が大きく雨が続きます。西日本や東海は5日(金)に晴れる所が多く、6日(土)〜7日(日)は曇りの予報です。7日(日)はこれよりも悪化して、雨が降る可能性があります。桜が見頃を迎えている所では5日(金)が一番のお花見日和で、土日では土曜日の方が天気が良い見通しです。

東京は3日間を通して雲が広がりやすく、いずれの日もにわか雨に注意が必要です。この週末は青空の下でお花見をするのは難しいかもしれません。北陸や北日本は前線の影響が小さいため晴れ間が多く、特に東北北部や北海道は日差しがしっかりと届きます。

寒気の南下は予想されていないため気温は高めで、西日本、東日本は雲が広がっても寒さはありません。北日本は6日(土)〜7日(日)に気温が上昇して暖かくなりそうです。

なお、現時点では前線による雨の予想に不確実性が大きいため、お花見や外出の予定がある方はできるだけ最新の情報をご確認ください。