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グラスにこだわっておいしく嗜む、大人女子の “家飲み” 作法

Woman.excite / 2015年8月14日 12時0分

写真

SHUKI

まだまだ日中は暑い日が続きます。とはいえ暦の上では、もう秋。夜になれば心地よい風も感じられるようになりました。部屋に風を通しながら、お気に入りの本といただく冷たいビールや日本酒、私にとって最高に贅沢な時間です。さて、そんな贅沢な時間にいただくお酒(お酒でなくても)は、ちょっといいグラスで飲みたいもの。

SHUKI


©松徳硝子



花街文化に一役かった江戸硝子から生まれた
お酒をおいしく飲める“うすはり”グラス
ここ数年、私は松徳硝子のうすはりグラスを使っています。薄く吹かれたガラスは、口当たりや手馴染みのよさ、また氷があたる涼しげな音など、五感を刺激するグラスでお酒がさらにおいしく感じられます。ただし、お酒がすすみすぎる危険性をはらんでいますが…


『江戸な日用品』(平凡社刊)/撮影・喜多剛士


うすはりグラスを手掛けているのは、東京は下町・錦糸町の松徳硝子。大正11年に手吹きの電球用ガラス工場として創業。時代とともに、今に受け継がれる手吹きのガラス食器の製造工場へと切り替わりました。電球の製法で培った薄吹き製法に磨きをかけて、新たな商品を生み出していきます。

工場内の様子

工場内の様子


そのひとつが江戸硝子と呼ばれる、江戸の花街文化に一役かった「一口ビールグラス」。そして江戸硝子から発展させて「うすはり」が生まれました。ビールグラスはもちろん、日本酒の猪口やワイングラス、また徳利やデキャンタなど酒器の種類も増えて、多くの人に愛されるシリーズになっています。


『江戸な日用品』(平凡社刊)/撮影・喜多剛士




ノスタルジックモダンな器で日本酒、
江戸切り子が彩る器でウィスキー
山口県の名酒「獺祭」の獺祭Barに代表されるように、酒蔵が手掛ける日本酒バーをはじめ純米酒だけにこだわった日本酒専門店が増えています。とりあえずビールではなく、まず日本酒から、という女性も珍しくなくなってきました。そんな日本酒好きな大人女子におすすめたしたい酒器が、今年発売された「SUHUKI」シリーズです。

「SUHUKI」シリーズ

「SUHUKI」シリーズ


©松徳硝子


懐かしい、でも新しい、ノスタルジックモダンな酒器たち。モールと呼ばれる模様が器を彩り、温かみのある表情をもたらします。また柔らかなおうとつは、心地よい手触りです。ひょうたん型とボトル型の徳利は、おいしく酔える一合サイズ。4種類ある猪口は、気分にあわせて選ぶ楽しみがあります。きりりと冷えた冷酒だけではなく、これからの季節はぬる燗にもあわせたいですね。

Tokkuri(01、02)/\2,500、Choko (01、02、03、04)/\1,000 すべて税抜価格

Tokkuri(01、02)/\2,500、Choko (01、02、03、04)/\1,000 すべて税抜価格


©松徳硝子


さてマッサン人気で国産ウィスキーが注目されていますが、ウィスキーがお好きな人には松徳硝子×江戸切子がコラボレーションした「ROCK」シリーズはいかがでしょう。自他ともに認める酒好きの松徳硝子・齊藤能史さんが、日本人のためのロックグラスをと、3年かけて作り上げたロックグラスです。

ROCK / \10,000~20,000  すべて税抜価格

ROCK / \10,000~20,000  すべて税抜価格


©松徳硝子


上部の薄さはキープしつつ、底に厚みを出して、ほどよい重量感を演出。ウィスキーの琥珀色を邪魔しないように、どこまで文様を入れるのかなど試作を重ねて遂に商品化。美しい切り子文様は、堀口切子の三代秀石である堀口徹さんが手掛けたもの。彫りが鮮明で華やかな江戸切子、その文様を刻んだグラスでいただくウィスキーは特別な味わいになりそうです。

堀口切子とコラボレーションしたROCKシリーズ 

堀口切子とコラボレーションしたROCKシリーズ 


©松徳硝子




サイズ感のいいガラスのお鉢は
サラダや麺物、家飲み会で大活躍
グラスのイメージが強い松徳硝子ですが、昨年はじめたボウル型の器「8 -hachi-」も人気だそう。サラダボウルや麺物にピッタリという器は、無地と格子の2種類。友人を招いての家飲み会で、キューブチーズやかきぴーなどのお酒のつまみをドーンと盛ってもいいかもしれません。

8 -hachi-  格子&無地 /\3,500 ともに税抜価格

8 -hachi- 格子&無地 /\3,500 ともに税抜価格


©松徳硝子


さて松徳硝子では、月に1度、予約制にて直接工場で商品を購入できるショールームオープン日を開催しています。興味のある人は松徳硝子のウェブをご覧ください。

松徳硝子は、拙書『江戸な日用品』(平凡社刊)にてご紹介しています。

松徳硝子は、拙書『江戸な日用品』(平凡社刊)にてご紹介しています。



取材協力/
松徳硝子
東京都墨田区錦糸4-10-4
03-3625-3511
http://www.stglass.co.jp
(森有貴子)

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