米の正しい研ぎ方とは?おいしいご飯を炊くためのポイントや簡単な方法も

Woman.excite / 2020年9月12日 11時0分

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日々のご飯の支度に欠かせない、お米を研ぐ作業。みなさんは、どのようにお米を研いでいますか? 実は、お米の研ぎ方で、お米の炊き上がりや味をも左右してしまうのだそうです。今回はお米の正しい研ぎ方とおいしいご飯を炊くためのポイントや簡単な方法をご紹介します!

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■『ヒルナンデス!』で話題!米の正しい研ぎ方

・最初はきれいな水ですすぐ


重要なのは、最初のすすぎです。最初のすすぎは、できるだけきれいな水で研ぐようにしましょう。研ぎ始めは、乾燥しているお米がどんどん水を吸収してしまうので、水道水よりもミネラルウォーターや浄水器の水をつかってすすぐことをおすすめします。

というのも、水道水を飲んで独特な風味を強く感じる場合がありますよね。これは、水道水に残留塩素が多く含まれている場合に引き起ります。対して、ミネラルウォーターや浄水器の水は、塩素による消毒は行われていません。そのため、クセのない水本来のおいしさを味わうことができます。

また、ご飯にはミネラル(カルシウムとマグネシウム)をあまり含まない「軟水」と呼ばれるものが適しています。東京をはじめ、たいていの水道水も「軟水」ですので、ごはんには向いてるといえます。浄水器などで塩素を取り除くとよいでしょう。またミネラルウォーターを使うのも良いですが、ヨーロッパのものは「硬水」も多いので注意しましょう。硬水に多く含まれているマグネシウムには独特の苦みと風味、香りがあるため、料理の味付けの邪魔になることがあるからです。

すすぎにはついつい水道水をつかってしまいがちですが、最初のすすぎはミネラルウォーターや浄水器の水で行いましょう!


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・米を研ぐ手順


お米を研ぐ手順を下記に記載します。「工程1」以降は水道水を使用しても問題ありません。

  1. ミネラルウォーターで素早くすすぐ。

  2. 再度素早くすすぐ。

  3. 水を捨てた状態で、20回程度お米を研ぐ。

  4. 2回すすぐ。

  5. 再び水を捨てた状態で、10回程度お米を研ぐ。

  6. 2回すすぐ。



・米を研ぐ回数に注目




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下準備の中で、最も重要な作業が「研ぎ」です。研ぎは、米粒と米粒とをすり合わせて残留物を取り除くのが目的です。ここでポイントなのが、食べる時期の米に合った研ぎ方、研ぎの回数の目安があるので、参考にしてください。


・新米の場合→手指を立て、力を入れずに円を描くように軽く研ぎます。
★11月~4月の米は、上の手法で2~3回研ぎ、すすぎ2回が目安です。
★9月~10月の米は、2~3回軽く水洗いし、すすぎは1回程度です。


・古米の場合→古米臭が残らないよう、米同士をすり合わせるように、手の付け根でギュッと押して研ぎます。
★4月~8月の米は、上の手法で2~3回研ぎ、すすぎ2回が目安です。
★8月以降新米が出るまでは、臭いが消えるまで研ぎます。


・米は乾燥状態が水を吸う


先ほど「最初にすすぐ水は、良質できれいな水にしてください」と解説しましたよね。特に、乾燥しているお米は、最初に触れる水をもっとも多く吸収してしまい、味に大きく影響します。金銭的な問題や手間を考えると、ミネラルウォーターではなく水道水でよいだろうと思うかもしれませんが、おいしいお米を食べたいのであれば、お水にもこだわりましょう!

・1時間以上浸漬させてから炊く


すすいで水切りしたお米に、炊飯用のお水を加えます。お水を加えたら、できれば1時間以上、浸水させましょう。水温の低い冬場は2時間ほど浸けるとよいでしょう。洗米してすぐに炊飯すると、表面だけが柔らかい芯のあるご飯になってしまいます。

お米一粒一粒の中まで水を浸透させることで、柔らかくなり熱が伝わりやすくなるのです。充分な浸水で、むらなく芯までふっくらとしたおいしいご飯が炊きあがります。

ただし、最近の炊飯器をつかって炊く場合は、浸水は不要です。というのも、最近の炊飯器には浸水する工程があらかじめ含まれているからです。炊飯器のスイッチを入れると、弱火でしばらく加熱され、お米の芯まで浸水されるような仕組みになっています。お米を研いだらすぐに炊飯器にセットし、スタートボタンを押しましょう。

もしお米を研いでから炊飯するまでに時間があく場合は、「早炊き」モードにすることで、炊飯器の浸水の工程をスキップさせることができます。浸水させたあとに普通に炊飯すると、ご飯がべたつく原因となるので早炊きを選びましょう。

■米の研ぎ方の注意点

・炊飯器の内釜で研がない




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みなさんは、米を炊飯器の内釜で洗っていないでしょうか?炊飯器の内釜でお米を研ぐ場合、お米に傷がついてしまうので基本的にはNGです。ボウルとザルを重ねて洗うのがおすすめです。さらに、洗った米の水がすぐにきれるので便利ですよ。

もちろんボウルとザルを使用するとその分洗いものが増えるので、炊飯器の内釜でそのままお米を研いでしまった方が楽ですよね。洗いものをするのが億劫な方もいらっしゃると思うので、このあたりの注意点は個人のお好みです。

・力を入れすぎない


お米を研ぐときは、指を丸めてやさしく混ぜるのがポイントです。強く混ぜてしまいがちですが、お米が割れてしまう原因になるので、十分に注意してください!

・手のひらで押さない


手のひらで力を入れて「ぎゅっぎゅっ」と押すように研いでしまうのはNGです。こちらもお米が割れる原因になってしまうので、優しく研いであげましょう!

・水を入れたまま研がない




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お米に水を張った状態で研ぐのも実はNGです。水が入っているとお米同士の摩擦が起きず、きちんと研ぐことができないそうです。糠や汚れを残さないためにも、水をしっかり切って、水がない状態で研ぎましょう。

・水が透明になるまで研ぐ必要ない


水がまだ濁っているからと、透明になるまで水を替えてはいないでしょうか? 実はこれもNGなんだそうです。白い研ぎ汁の中にもお米のうまみが溶けだしているため、完全に透明になるまで、すすぐとお米のうまみも捨ててしまうことになります。すすぎ過ぎると、お米のおいしさや栄養分まで逃げてしまうので、十分に注意しましょう。

■米を研ぐ理由とは

・表面のゴミを取り除く


お米を研ぐ主な理由は、臭みの原因となる糠(ヌカ)や汚れを落として、おいしくお米を炊き上げるためです。現代の精米技術は進んでおり、糠や汚れがほとんど残らない状態のため、落とすために長時間ゴシゴシと研ぐ必要はありません。研ぎすぎにはくれぐれも注意しましょう。

・おいしいご飯を炊く




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お米を研ぐと糠や汚れを取り去ると同時に、お米の表面に薄く傷が入り、水分が浸透しやすくなります。お米がしっかり吸水することで、ふっくらしたおいしいご飯が炊きあがります!

■子どもでも簡単な米の研ぎ方
子どもにはお米のおいしい炊き方を伝えておきたいものですよね。シンプルゆえに親子にとって大切なレシピです。また、簡単なので、子どもも立派にお手伝いができます。日常生活の基礎となる食を支えるごはん、ぜひ親子炊飯にトライしてみてください!

・お米を計量する




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まずは米を計量します。子どもに米の計量カップを渡し、「このカップでお米をはかるよ」、「このカップ1杯で1合。お茶碗2杯分だよ」と、量ったお米はボールに入れておきましょう。

ここでポイントですが、一度に炊く量は炊飯釜の7割程度が理想らしいです。意外に見落としがちなことですが、釜の中で水がクルクル対流することが大切なので、多すぎても少なすぎてもダメなのです。5合炊きなら3~3.5合を目安にしましょう。

今回は、子どもと一緒にお米を研いで、親子のコミュニケーションをとることが主要な目的なので、お米は2合想定です。

・ボウルとざるを重ねて


計量したお米はボウルにいれて、最初のすすぎを行います。水が切りやすいようにボウルとざるを重ねておきましょう。

・『猫の手』で10回かき混ぜる


初回の水を切ったら、いよいよ「米研ぎ」です。水を切った状態で、手で米を軽く鷲掴みして、回すように研ぎます。

「手で米を掴んでグルッとまわしてはなす。これを5回か6回やってね」、「リズムよく、やるとおいしくなるよ。1・2、1・2...」と見本を見せながらお子さんとトライしてみてください。上手くいかなくても、ほめてあげてその気にさせましょう。

「一回洗って、水を捨てたら、もう一回だよ」と、2回くらい研いで水を切ったら、米研ぎは終了です!

・炊飯器で炊く




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米を研いだら、次はごはんを炊いていきます。最初はオーソドックスに炊飯器をつかってお米を炊いてみましょう。炊飯器の内釜には、水加減の目盛が刻まれていますよね。

「さっき、2合分米を入れたから、水を2の目盛まで入れるよ。」、「平らなところに置いて、2の目盛までお水がはいったかどうか確かめてみよう」と、声をかけながら、子どもにやらせてみてください。最後は親が確認して、正確だったらほめてあげてくださいね!

水加減ができたら、炊飯器にセットします。ここで1時間ほど吸水させておくのがよいですが、時間なければ、すぐスイッチONです。あとは炊飯器が自動でごはんを炊いてくれるのを待つだけですね。

ごはんが炊けたら、しゃもじを使って上と下、中心と外側をよく混ぜ、ムラをなくします。炊きあがったごはんは、保温モードで熱を加え続けると徐々においしくなくなるので、なるべく食べきるのがおすすめです。食べきれないごはんは、ラップでくるみ、荒熱をとったあと、チャック付きの冷凍保存袋に入れ冷凍庫で保存してください。

■一つ一つの工程を大切にしよう!


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毎日、何気なくやっているお米研ぎですが、このように一つ一つの工程にはきちんと意味があります。ご紹介したのは基本の研ぎ方ですが、精米してから一定の期がたった古米では、よりしっかりとした研ぎが必要となりますし、研ぐ必要のない無洗米も多く売られています。お米にあった方法で、一粒一粒のお米を丁寧に扱うことが、ふっくら甘味と艶のあるご飯を炊く秘訣といえるでしょう。

また、子どもと一緒にお米を研いでみると、ちょっとしたコミュニケーションが発生するので親子の絆を深めさせてくれます。子どもが大きくなればなるほどコミュニケーションを取る機会が減るため、料理を一緒にすることはコミュニケーションを密にし、親子関係を良好に維持することに役立つのです。

事前準備、研ぎ方、炊き方で毎日のご飯が格段においしくなります。ぜひ試してみてください!
(AYA)

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