【個別インタビュー】「無花果の森」主演のユナク「40歳になったらライブで『恋に落ちて』を歌ってもいいかな」
Wow!Korea / 2014年5月27日 22時49分
超人気グループ「超新星」のリーダー、ユナクが初主演を果たした映画「無花果の森」。直木賞作家の小池真理子が、平成23年度芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した同名小説を映画化したもので、絶望の闇に落ちた男女が織りなす、深く切なく甘美な物語。ユナクは、ジャーナリストを目指すも、現実は雑誌社のパパラッチとして働いている韓国人青年ヨンホを見事に演じた。
6月14日の公開に先駆け4月9日には東京でプレミア試写会を開催し、後日プロモーション活動で多忙な中ユナクがインタビューに応じてくれた。
-プレミア試写会では「まだ完成を見ていなくて、すごく緊張している」とおっしゃっていました。その後、完成した映画を見て、いかがでしたか?
皆さんが意外なところで笑っていたので不思議に思いました(笑)紅茶のシーンは、監督が何を意図していたのか未だに分からないんです。撮影の時にも監督に聞いたんですが「僕の一番のこだわりだから」とおっしゃって、普段は長回しなのに、あのシーンだけカットを細かく分けて撮ったんです。ますます不思議に思って、共演した俳優さんたちにも「このシーンはどんな意味があるんですか」と聞いたんですけど、みんな「分からない」って言ってたんですよね(笑)監督は疑問を持たせるのが好きみたいです。
-監督と意見などでぶつかることはありましたか?
最初から信じていたので、ぶつかるということはありませんでした。台本に細かく書いていなかったのに、結構際どい演出もあって「そこまでする必要があるのかな」と思ったりしたところももあったんですが、ただ監督を信じて、監督の言うとおりに演じてみたら、いいシーンに出来上がっていました。
-初の単独主演としてエンドロールに自分の名前が出てくるのを見てどう思いましたか?
実はまだエンドロールを見ていないんです。メンバーと離れて単独で、しかも主演でやらせていただいて、すごくうれしかったんですが、プレッシャーもすごく大きかったです。でも悩んで悩んで出演を決めた作品だし、メンバーや原作者の方、そして監督をがっかりさせたくないという気持ちをあって心配もしました。エンドロールで自分の名前を見たら、きっと泣くんじゃないですかね。見なくてよかったです。その日は他にもイベントがあったので(笑)
-今作への出演の決め手となったのは?
すごく重い内容だからできないなと思って、最初は出演に悩みました。その時期にちょうど日本で舞台の仕事があったんですが、その現場に監督とスタッフがわざわざ来てくださって、いろんな話をしました。その時監督が「この役はぜひあなたにやってほしい。心配なことは何?」と聞いてくださったので、素直に気持ちを話したんです。そしたら「その部分は調整することはできるよ。でも原作がベストセラーで、そうなったのは理由があるわけだから、変えられない部分もあるんだけど、そこは僕を信じてくれないか」と言ってくださってうれしかったですね。その後、監督のこれまでの作品を見たら「断る理由はないな」と思って、出演を決めました。今はやってよかったと思います。
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