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【鼎談インタビュー】キム・コッピ、石倉三郎、犬童一利監督映画「つむぐもの」の魅力を語る!

Wow!Korea / 2016年3月7日 21時7分

―犬童監督、キャスティングで頑固一徹な和紙職人の剛生役に石倉さんを起用した一番の理由は何ですか?

犬童監督:和紙を漉く背中です。剛生は言葉が少ないんですよね。人生経験もあって、口数が少なく、佇まいというか、和紙を漉いている姿でその人の生き様やどういう人間か表現できる役者を探していて。圧倒的なキャリアと職人気質の雰囲気やイメージを持つ石倉さんにお願いしました。

―役者人生50周年を迎え、名脇役として知られる石倉さんですが、本作が初主演となります。主役を演じていかがでしたか?

石倉三郎:職人役と聞いて、「簡単じゃないか」と思いましたね。職人という役どころは割かし、多かったもので。ただ、きちんと職人色を描くということは初めてだったので、「これはやりがいがあるな」と思いましたね。

監督が私にこだわってくれたということが一番うれしくて、いい作品に参加できました。

―試写を拝見し、本作で石倉三郎さんの俳優としての新たな魅力を感じたと思いましたが。

石倉三郎:ありがとうございます。それは犬童一利の力でしょうね。演技上でセッションした時にけっこうダメだしされまして。(キム・コッピに)こういうすごい子がいますしね。監督に全部ゆだねようと思いましたね。とにかく、コッピちゃんの相手役としての力量がすごかったですからね。

―キム・コッピさんは石倉三郎さんと共演していかがでしたか?

キム・コッピ:私も共演できて本当に楽しかったです。お互い息がぴったり合いましたのですごく居心地がよく、楽しく演じられました。

―劇中ではヨナの表情の変化が見事に描かれていて、最初の無気力なヨナの表情と最後のヨナの表情が別人のように変化していましたが。

犬童監督:実はあえて、最後のシーンは最初のシーンと同じシーンで構成し、ヨナの変化を描きました。最初の漫画を読むシーンは「NARUTO」1巻で最後のシーンは31巻です(笑)。

―コッピさんはヨナ役を演じる上で、苦労した点はありますか?

キム・コッピ:苦労とまではいかないですが、私もヨナの微妙な変化を考えながら演技していました。つまり一見してみると変化していないように見えるんですが密かに、内面的には変化があって、少しの変化を見せる最後のシーンが私も好きなんですね。

最初ヨナは何かに対し、喜ぶということもなく、いつも不機嫌で怒っていて、人生の楽しみもないような人だったと思うのですが、剛生と出会うことによって、一緒に過ごしていくうちに自分でも知らないうちに彼女の中に変化が表れたと思います。以前に比べると明るくなっていますよね。そんな小さな変化に重点を置きながら演じていました。

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