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【個別インタビュー】映画『デシベル』ファン・イノ監督、チャウヌのセリフにグッときてほれたと明かす「本当にかっこよかったです」

Wow!Korea / 2023年11月1日 16時58分

劇中、キム・レウォンは海兵隊を率いる副長を演じているが、現場でもリーダーシップを発揮していたそうだ。

「私が考えるリーダーは、高い位置からじっくり眺めているような人がリーダーだと思います。例えば、群れの中で一人だけが遅れているとしたら、その遅れた人を慰めて一緒に連れていこうとするのがリーダーの役目だと思うんです。潜水艦のシーンの場合、端役の方々がたくさん出演していたのですが、演者同士もお互いに面識のない状態でした。でも、シチュエーションとしては一つの家族のような演技をしなければならない状況だったため、キム・レウォンさんがリーダーシップを発揮してくれました。キム・レウォンさんは先輩であり素晴らしい役者なので、出演者一人一人にアドバイスをしていました。例えば、チャウヌさんが初めて現場入りしたときはよそよそしい感じでしたが、そんな彼に近づいていって『おい、どうしてた? かっこいいね。兄さんって呼んで』など、気楽に接したことでチャウヌさんが笑っていたんですよ。そこから2人で座って話すようになっていたんです。チャウヌさんは言葉数が多いほうではないので、誰かが気楽に近づいていくことで打ち解けていくタイプなんです。キム・レウォンさんはそれを感じ取って、場を盛り上げてくれました。それだけでなく、端役の皆さんも近寄りづらくならないように、ビールパーティをしようと計画を立ててくれました。そのパーティは、監督もスタッフも招待されず、役者たちだけで開かれ、ビールやおつまみを買って一日を過ごしたそうです。そこが役者同士が話せる機会となり、端役の皆さんもキム・レウォンさんにだったり、チャウヌさんだったり、イ・ミンギさんだったり、一緒に演じる俳優たちと役についていろいろ話し合いながら楽しい時間を過ごしたようです。そういった時間を設けようとは私は考えもしなかったのですが、必要だと考え用意してくれたのがキム・レウォンさんでした。そういった面でもリーダーシップがすごい俳優だと言えますよね。」

リーダーシップによって共演者やスタッフからの信頼が“あつい”キム・レウォンだったが、もちろん演技に対する熱量も半端なかった。劇中のカーチェイスや格闘シーン、高層ビルから飛び降りるシーンなどは、スタントなしで自らこなしたそうだ。「スタントなしで演じる」と言われたときの監督はどんな気持ちだったのか。

「2つの要素があるのですが、1つはキム・レウォンさんがフィジカルが強くて運動神経が良いことです。ゴルフのレベルも高いですし、釣りもしていて運動も好きな方なので、運動神経はスタントマンに劣らないくらい良いです。そして、自らアクションシーンをするという欲望と意志がひときわ強くて、彼は時間が経つにつれて役にどんどん入っていくスタイルなので、アクションシーンを撮影した後半の時には、完全にカン・ドヨンとキム・レウォンを引き離せないくらい役に入っていました。なので、私が彼にアクションを止めさせようとしても私の言うことを聞くはずもなかったので、私は快くそうしようと言いました。でも、怪我をしないように最善を尽くして、スタントマンたちとも一緒に準備をして、祈る気持ちで見守っていました。最悪、大変なことが起きるかもしれないですから。でも単純に運動神経が良いだけでなく、非常に頭が切れる俳優なので、どうしたら怪我をせずに演じることができるかを知っているんです。なので、怪我することなく自分の役をこなしていました。」

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