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【個別インタビュー】映画『デシベル』ファン・イノ監督、チャウヌのセリフにグッときてほれたと明かす「本当にかっこよかったです」

Wow!Korea / 2023年11月1日 16時58分

監督はスタントなしの演技だけでなく、映画全般的にキム・レウォンのアイデアが入っていると話していた。

「衣装に関しては一着で最後までいくので、私はこの映画が善と悪の対決で善が勝つという話というよりは、堕落した男の姿を見せたかったので、白い制服が時間が経つにつれてボロボロになって破れて、血や汚れがついて、最後は雑巾のようになってしまう、そういったものを見せたかったんです。なので、最初から最後まで海軍の制服を脱がすことをしませんでした。キム・レウォンさんとは役についてたくさんのことを話し合いました。『ここではこういったセリフが合う』とか『ここではこういった動線が合う』など、アイデアをたくさん出してくれました。特定の場面でアイデアが入ったというよりは、全般的に彼のアイデアが入っていたと思います。だからアクションシーンも直接されましたし、カン・ドヨンというキャラクターはキム・レウォンさんでなければ上手く演じきれなかったと思います。本当に完璧に演じてくれました。」

本作は緊迫感あふれるアクションシーンだけでなく、テロ事件を追うことになった特ダネ記者のオ・デオを演じたチョン・サンフンが加わることで、コミカルなシーンも織り交ぜられている。本作でもファン・イノ監督らしい独自の演出力で観客を楽しませてくれる。そんな監督の次の作品も気になるところ。

「今回はとても重厚な作品でちょっと大変だったので(笑)、次はライトな感じのコメディとかロマンスとか、SFヒューマンドラマなど、子供たちが出てくるようなもっと楽しい作品を作ってみたいです。」

最後に監督は、日本の観客に「日本には何度が行ったことがあるのですが、行くたびに思うことは、街並みは韓国と近いものがあるのですが、まったく違う感じがするんです。なので、この映画が日本の観客の皆さんにどのように見えるのかとても気になります。楽しんでもらえたら本当にうれしいです。この映画はヒーローとして崇められた一人の男が堕落していく様が見どころだといえます。なので、善が悪に勝つ話ではありますが、その中でなぜ悪役があんなことをしたのか、なぜ悪役が主人公を制御不可能な状況に追い込んだのか、という観点から見ると楽しめる作品です。楽しんで見ていていただければと思います」とメッセージを伝えた。

『デシベル』

大都市に仕掛けられた“騒音反応型爆弾”。高IQ爆弾魔の標的は、元海軍副長。人質は釜山市民。連続爆弾テロ事件に隠された悲しい過去とはー。

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