特集2017年10月26日更新

清宮は日本ハムが交渉権獲得!2017ドラフト会議

プロ野球のドラフト会議が26日に行われ、高校通算111本塁打の早実・清宮幸太郎内野手が7球団の1位指名を受けました。抽選の結果、日本ハムが交渉権を獲得しました。

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ジョニー・ゴームズ (AP)

元楽天ゴームズ ラジオ番組で大谷のすごさ語る「ドラフトなら全体1位」

スポニチアネックス / 2017年11月23日 10時8分

 元メジャーリーガーのジョニー・ゴームズ(36)が21日、米国のMLBネットワークラジオの番組に出演し、今オフのメジャー移籍を目指す日本ハムの大谷翔平(23)について語った。 ゴームズはメジャー13年間で通算162本塁打をマーク。 [全文を読む]

2017プロ野球ドラフト会議 指名選手一覧

【1巡目指名】
千葉ロッテ 安田尚憲(内野手・履正社高)
東京ヤクルト 村上宗隆(捕手・九州学院)
日本ハム 清宮幸太郎(内野手・早稲田実)
中日 鈴木博志(投手・ヤマハ)
オリックス 田嶋大樹(投手・JR東日本)
読売 鍬原拓也(投手・中央大)
東北楽天 近藤弘樹(投手・岡山商科大)
横浜DeNA 東克樹(投手・立命館大学)
埼玉西武 齊藤大将(投手・明治大)
阪神 馬場皐輔(投手・仙台大)
ソフトバンク 吉住晴斗(投手・鶴岡東高)
広島東洋 中村奨成(捕手・広陵高校)

【2巡目指名】
千葉ロッテ 藤岡裕大(内野手・トヨタ自動車)
東京ヤクルト 大下佑馬(投手・三菱重工広島)
日本ハム 西村天裕(投手・NTT東日本)
中日 石川翔(投手・青藍泰斗)
オリックス 鈴木康平(投手・日立製作所)
読売 岸田行倫(捕手・大阪ガス)
東北楽天 岩見雅紀(外野手・慶應義塾大)
横浜DeNA 神里和毅(外野手・日本生命)
埼玉西武 西川愛也(外野手・花咲徳栄)
阪神 髙橋遥人(投手・亜細亜大学)
ソフトバンク 高橋礼(投手・専修大)
広島東洋 山口翔(投手・熊本工業)

【3巡目指名】
千葉ロッテ 山本大貴(投手・三菱自動車岡崎)
東京ヤクルト 蔵本治孝(投手・岡山商科大)
日本ハム 田中瑛斗(投手・柳ヶ浦高)
中日 髙松渡(内野手・滝川第二)
オリックス 福田周平(内野手・NTT東日本)
読売 大城卓三(捕手・NTT西日本)
東北楽天 山﨑剛(内野手・國學院大)
横浜DeNA 阪口皓亮(投手・北海高校)
埼玉西武 伊藤翔(投手・四国IL・徳島)
阪神 熊谷敬宥(内野手・立教大)
ソフトバンク 増田珠(外野手・横浜高校)
広島東洋 ケムナ誠(投手・日本文理大)

【4巡目指名】
千葉ロッテ 菅野剛士(外野手・日立製作所)
東京ヤクルト 塩見泰隆(外野手・JX-ENEOS)
日本ハム 難波侑平(投手・創志学園)
中日 清水達也(投手・花咲徳栄)
オリックス 本田仁海(投手・星槎国際)
読売 北村拓己(内野手・亜細亜大学)
東北楽天 渡邉佑樹(投手・横浜商科大)
横浜DeNA 齋藤俊介(投手・JX-ENEOS)
埼玉西武 平良海馬(投手・八重商工)
阪神 島田海吏(外野手・上武大)
ソフトバンク 椎野新(投手・国士舘大学)
広島東洋 永井敦士(外野手・二松学舎)

【5巡目指名】
千葉ロッテ 渡邉啓太(投手・NTT東日本)
東京ヤクルト 金久保優斗(投手・東海望洋)
日本ハム 北浦竜次(投手・白鴎足利)
中日 伊藤康祐(外野手・中京大中)
オリックス 西村凌(捕手・SUBARU)
読売 田中俊太(内野手・日立製作所)
東北楽天 田中燿飛(外野手・BFリーグ・兵庫)
横浜DeNA 櫻井周斗(投手・日大三高)
埼玉西武 與座海人(投手・岐阜経済大)
阪神 谷川昌希(投手・九州三菱自動車)
ソフトバンク 田浦文丸(投手・秀岳館高)
広島東洋 遠藤淳志(投手・霞ケ浦高)

【6巡目指名】
千葉ロッテ 永野将司(投手・ホンダ)
東京ヤクルト 宮本丈(内野手・奈良学園大)
日本ハム 鈴木遼太郎(投手・東北学院大)
中日 山本拓実(投手・市立西宮)
オリックス 西浦颯大(外野手・明徳義塾)
読売 若林晃弘(内野手・JX-ENEOS)
東北楽天 西巻賢二(内野手・仙台育英)
横浜DeNA 寺田光輝(投手・BCリーグ・石川)
埼玉西武 綱島龍生(内野手・糸魚白嶺)
阪神 牧丈一郎(投手・啓新高校)
ソフトバンク 選択終了
広島東洋 平岡敬人(投手・中部学院大)

【7巡目指名】
千葉ロッテ 選択終了
東京ヤクルト 松本直樹(捕手・西濃運輸)
日本ハム 宮台康平(投手・東京大)
中日 選択終了
オリックス 廣澤伸哉(内野手・大分商業)
読売 村上海斗(外野手・奈良学園大)
東北楽天 寺岡寛治(投手・BCリーグ・石川)
横浜DeNA 宮本秀明(外野手・パナソニック)
埼玉西武 選択終了
阪神 選択終了
広島東洋 選択終了

【8巡目指名】
東京ヤクルト 沼田拓巳(投手・BCリーグ・石川)
日本ハム 選択終了
オリックス 山足達也(内野手・ホンダ鈴鹿)
読売 湯浅大(内野手・健大高崎)
東北楽天 選択終了
横浜DeNA 楠本泰史(外野手・東北福祉大)

【9巡目指名】
東京ヤクルト 選択終了
オリックス 選択終了
読売 選択終了
横浜DeNA 山本祐大(捕手・BCリーグ・滋賀)

【10巡目指名】
横浜DeNA 選択終了

ピックアップニュース

今年のドラフト注目選手

清宮幸太郎(早実高)

ポジション内野手
所属早稲田実業学校高等部
投球・打席右投 左打
生年月日1999年5月25日(18歳)
身長・体重184cm 101kg

今年No.1の超目玉選手

7球団以上が競合か 10球団との予測も

中学時代に世界一を経験し「和製べーブ・ルース」と話題になり、早実では高校通算記録を更新する111本の本塁打を放つなど、実績十分の超高校級スラッガー。今年のドラフト最大の目玉とされ、1位指名で競合する球団数にも注目が集まっています。

早実・清宮幸太郎には既に1位指名を公表した阪神とヤクルトのほか、ソフトバンクや日本ハムなどが集中する見通し。7球団かそれ以上の競合になるとも予想される。
1位指名に史上最多10球団が競合との予測もあり、日本中が注目している。

競合を避ける球団も 広島とオリックスは“回避”明言

注目度が高すぎるがゆえに、あえて競合を避け、そのほかの有力選手の“一本釣り”を狙う球団も。

現時点で回避を決めているのは広島とオリックスだけ。セ・リーグでは早くから指名を明言していた阪神、DeNA、ヤクルトは確実。中日がここにきて微妙な情勢だけど、巨人は当然いくだろう。パ・リーグはソフトバンクが確実で、西武、日本ハム、ロッテも現時点ではいきそう。楽天が回避の気配を見せているが、土壇場までどう転ぶかわからない。

清宮自身は「12球団どこでもOK」も…ポイントは父・克幸氏?

清宮は「12球団どこでもOK」の姿勢ながら、父親でラグビー・ヤマハ発動機監督でもある清宮克幸氏の意向がポイントになるのでは、と指摘する記事が目立ちます。

入団交渉に父親(清宮克幸氏)が同席してきたら厄介だぞ。各球団との面談の時にも、西武に選手寮の建物の老朽化の問題を訴えていた。あれは現場を知っている人間でなきゃ出てこない話。いろんな人脈から情報を入手しているんだろう。これまでのように、クジさえ当たればこっちのものってわけにはいかない相手だな。
「面談には清宮本人のほかに両親と早実の野球部長が同席した。プロ側への質問のほとんどは父親の克幸氏(ラグビートップリーグのヤマハ監督)から発せられ、母親がメモをとる傍らで清宮は黙って聞いているだけ。
本人が口を開いたのは、DeNAのスカウト部長に対し“筒香選手はどうしてあのようになったのですか?”と聞いたときぐらい。交渉のカギは克幸氏が握っている」

清宮の希望は「最短でメジャーに行ける球団」か

かねてメジャー志向が強く、今ドラフトでも「最短でメジャーに行ける球団を希望している」ともいわれる清宮。
現行のルールでは、海外FA権の取得には最低でも9年かかる。だが、清宮にとっては「そんなに長くは待てない」が本音だろう。できればNPBで5年間プレーし、今オフ、メジャー移籍が確実視されている日本ハムの大谷翔平のように、ポスティングシステムによる早期のメジャー移籍を視野に入れているはずだ。
清宮本人のメジャー志向はどの球団も把握している。12年にリトルリーグで世界一を成し遂げてからの夢で、将来を見据えて英語も勉強している。今年9月にカナダで行われたU18ワールドカップでは、通訳なしで外国人選手と会話し、周囲を仰天させていた

「清宮くんのためにも」セ・リーグがDH制度導入検討

セ・リーグでは、「清宮くんのためにも必要」として指名打者(DH)制度導入の動きが急速に進んでいるといいます。

背景にあるのは清宮の「守備問題」だ。高校通算111本塁打の打撃力とは裏腹に、清宮の弱点として指摘されるのが守備力。高校でも1塁しか守れなかった清宮にとって、DH制度のあるパ・リーグが有利とする声がある。そこで複数のセ・リーグ球団が面談の席で、清宮側にDH制度の導入を囁いたのだ。
実際、9月13日の12球団オーナー会議では、広島をのぞくセ・リーグの5球団が「清宮くんのためにも必要だ」とDH制導入に向けた機運が盛り上がったという。

「史上最大級」阪神入りなら経済効果64億超え

関西大学の宮本勝浩名誉教授(72)が23日、早実・清宮幸太郎内野手(18)が阪神に入団すれば、経済効果が史上最大級の64億8975万円になるという計算結果の報告書を発表した。過去に同教授が計算した10年日本ハム入団の斉藤の52億5045万円、12年阪神入団の藤浪の44億円を大幅に上回る破格の数字。

中村奨成(広陵高)

ポジション捕手
所属広陵高校
投球・打席右投 右打
生年月日1999年6月6日(18歳)
身長・体重181cm 78kg

夏の甲子園で大ブレイクした強肩捕手

1大会6本塁打の新記録でドラフトの目玉に急浮上

今年の夏の甲子園では清原和博(PL学園)の大会記録を更新する6本塁打を放ち、打点と塁打数の記録も更新。安打数と二塁打数も最多記録に肩を並べるなどの活躍でチームを準優勝に導き、今年のドラフトの目玉として急浮上しました。
また、打撃だけでなく、強肩や足の速さなどでも高い評価を得ています。

今夏の甲子園大会で6本塁打した長打力と並び強肩も大きな武器。捕球から二塁送球完了までのタイムは2秒を切ればプロ級とされるが、平均1秒85。過去には1秒76を計測したこともあるという。
「バント処理で二塁アウトにするのは、3試合に1回くらいあります」
最初に聞いたときは「本当にそんな捕手がいるのか?」と疑問に思ったが、複数のチームメイトに聞いても「そのくらいはあります」と話す。
(中略)
頻繁(ひんぱん)にこのプレーを繰り返せるのは、中村がただの強肩ではなく、50mを6秒0で駆け抜ける俊足でもあるということが要因になっている。まさに打ってよし、守ってよし、走ってよしのスーパー捕手なのだ。

広島が1位指名を公言

広島東洋カープが、広島生まれ広島育ちという“地元のスター”中村の1位指名を公表しています。

広島は14日、広島市南区の球団事務所でスカウト会議を開き、今月26日に開催されるドラフト会議で広陵・中村奨成捕手(18)を1位指名することを公表した。
「1位は広陵の中村君でいくことになりました。すんなり決まりました。20~30年に一人というようなすごい肩がある。肩だけでもプロで飯を食っていける」
中村の決め手となったのは、捕手として攻守両面で一級品の素材という評価と同時に、自宅がカープ選手寮の目と鼻の先にあることも関係しています。甲子園の本塁打記録を更新した男が近所に住んでいるのだから、無視できません

安田尚憲(履正社高)

ポジション内野手
所属履正社高校
投球・打席右投 左打
生年月日1999年4月15日(18歳)
身長・体重188cm 95kg

U-18W杯でも活躍した高校通算65本塁打のスラッガー

「東の清宮、西の安田」

今夏の甲子園には出場できなかったものの、センバツ準優勝、高校通算65本塁打の実績を持ち、「東の清宮、西の安田」として清宮と並び称される屈指のスラッガー。U-18W杯ではサヨナラ安打を放つなどの活躍を見せ、三塁の守備でも高く評価されています。

スカウトの間では早くから、東の横綱が早稲田実業の清宮幸太郎なら、西の横綱は履正社の安田尚憲と評価されていた。
清宮と同じ右投げ左打ちのスラッガー。1メートル88、95キロの体格は、1メートル84、101キロの清宮より均整が取れている。三塁を守れるため起用法も幅が広い。通算本塁打数こそ及ばず注目度では清宮の陰に隠れてきたが、甲子園での実績では決して劣っていない。
野球の能力では清宮より上かもしれないね。体格的にも見劣りしないし、守れるポジションも多い。同じ左打者でも「“柔”の清宮、“剛”の安田」という感じでタイプの違いはあるが、将来的には清宮よりも成績を残す可能性があります。

木製バットへの対応力で高評価

楽天が清宮を回避した際の1位入札が予想されています。中村とは対照的にU-18で木製バットへの適応力を証明して評価を上げましたね。
木製バットを使用したU―18W杯では打率・324(34打数11安打)と対応力も抜群。打率・219(32打数7安打)の清宮、広島が1位指名を公言している打率・120(25打数3安打)の広陵・中村を大きく引き離した。

「好きな武将は真田幸村」スポーツ一家に育つ

安田の父・功さんは大阪薫英女学院高の陸上部監督であり、兄・亮太さんはPL学園から三菱重工名古屋野球部で主将を務めるスポーツ一家だ。功さんは社会の先生で、小さい頃から歴史関係の本を読み漁るうちに、安田は日本史が得意になったという。
「好きな時代は戦国時代で、好きな武将は真田幸村です。大坂夏の陣でも自分の死が分かっている状態で、最後まで自分の仕事をやり遂げるところがたまりません」と語るように、かなりの「歴男」だ。

田嶋大樹(JR東日本)

ポジション投手
所属佐野日本大学高 - JR東日本
投球・打席左投 左打
生年月日1996年8月3日(21歳)
身長・体重182cm 77kg

アマチュア野球No.1左腕

U-23侍ジャパンでMVPを獲得

「社会人No.1左腕」「アマNo.1左腕」と評され、今ドラフトで最も注目を集めているピッチャー。最速152キロのストレート、キレのあるスライダーが持ち味。

田嶋は、佐野日大高時代にセンバツでベスト4に入りプロも注目していたが社会人に進んだ。最速152キロの左腕で、独特の角度から投じるクロスファイアーとカットボールが武器。完投能力も高くU23侍ジャパンにも選ばれMVPを獲得している。

社会人の3年間で成長した即戦力

高校3年時(佐野日大)にもドラフト候補に挙がっていましたが、当時よりもはるかにレベルアップしています。あの時は「なぜプロに来ないの?」と疑問でしたが、社会人経由は正解でしたね。身体作りや変化球の習得など3年間を上手く使ってきました。

上の記事と同じように、社会人野球で過ごした3年間の成長に言及する記事が目立ちます。次は、所属チームであるJR東日本の監督・堀井哲也氏のコメントです。

社会人の3年間でやりきれなかったことはたくさんあるが、それでもトップクラスの選手になった。変化球もまだまだ伸びるし、体づくりも7割くらい。1年目の夏にイチかバチかでフォーム改造に手をつけたが、彼は1日で理解し、1カ月後には150キロが出た。器用さと粘り強さを持っている選手。これからどこまでいくのか楽しみだ。

東克樹(立命館大)

ポジション投手
所属愛知工業大学名電高 - 立命館大学
投球・打席左投 左打
生年月日1995年11月29日(21歳)
身長・体重170cm 74kg

身長170センチと小柄ながらもキレとパワーと精度を兼備

大学4年間で2度のノーヒットノーラン

大学4年間で2度のノーヒットノーラン。立命大の左腕、東克樹にはこの輝かしい実績が代名詞のようについて回る。
身長170センチから繰り出す最速152キロの直球に、多彩な変化球を織り交ぜた投球術が持ち味。
立命館大の左腕・東克樹(21)は「ミニ・雄星(西武)」だ。170センチと小柄でも、キレとパワーと精度を兼備して、今年の2シーズン、リーグでは<無敵>の快投を繰り返している。

プロでも十分通用する対応能力の高さ

球のばらつきが少なく、高めの球で勝負できるのも魅力だ。性格的にも浮き沈みがないし、きつい場面を楽しめるタイプ。日米大学野球では赤土で天然芝の球場が多かったが、環境やマウンド、ボールにも影響されなかった。対応能力が高く、プロに行っても十分通用する。

鈴木博志(ヤマハ)

ポジション投手
所属磐田東高 - ヤマハ
投球・打席右投 右打
生年月日1997年3月22日(20歳)
身長・体重181cm 95kg

常時150キロ以上をマークするパワーピッチャー

160キロ超えも夢ではない最速157キロ右腕

鈴木は、磐田東高時代には、肘を疲労骨折して手術したが、ヤマハに進んで開花。最速157キロを誇るストレートは、常時150キロ以上をマークするパワーピッチャーだ。
ヤマハでの3年間で体が強く、大きくなった。80キロだった体重は96キロ。球速も145キロから157キロまで上がった。それでも50メートルは6秒1で駆け抜ける。体の動きは鈍っていない。理想的なウェートアップに成功した。
3月生まれで、まだ20歳のヤマハの大型右腕・鈴木博志は将来性に満ちている。160キロ超えも夢ではない。

速さに加えてスピンが効いて伸びる球

彼の球は恐ろしく速いだけじゃなく、逆回転のスピンが効いて低めから伸びてきます。高めで速い投手はいても、低めで伸びてくる投手はプロでもなかなかいません。
馬力がありボールにスピンが効いていて、あれだけの球威があればリリーフとして即通用する。守護神が欲しいチームは喉から手が出るほど欲しいだろう

馬場皐輔(仙台大)

ポジション投手
所属仙台育英高 - 仙台大学
投球・打席右投 右打
生年月日1995年5月18日(22歳)
身長・体重180cm 90kg

155キロのストレートを軸に変化球も多彩

日ハム・有原航平を彷彿させる本格派

仙台大・馬場は最速155キロの魅力あふれる直球を軸に、カットボールやスプリット、スライダーなど変化球も多彩。全国的には無名だが“ドラ1級”の資質を持つ。力感あふれる投球に、巨人・岡崎スカウト部長も「直球と落ちる球がいい。パワー系の投手」と評価。
仙台大の馬場は、身体能力の高さを感じさせる本格派。日ハムに入って活躍している有原を彷彿させるものがある

4年生でも成長中 秋季リーグ戦で5戦全勝

特に顕著なのが馬場です。今、成長曲線がまさに右肩上がり。彼の球は今年の春と秋、2度受けたんですが、意識が大きく変わっています。これまで球速だけを追い求めていた男がコントロールと変化球に目覚めた。特に、変化球は4種類を自在に操れるようになりつつある。
昨冬は投球練習をさまざまな角度から録画し、いい球を投げたときの形を体にたたき込み、フォームを固めた。成果は優勝した秋季リーグ戦でようやく結実。5戦全勝、投球回数(37回)を大きく上回る60奪三振に四球も2つと制球、球のキレとも増した。馬場は「自分の投球ができれば抑えられると自信になった」。

鈴木康平(日立製作所)

ポジション投手
所属千葉明徳高 - 国際武道大 - 日立製作所
投球・打席右投 右打
生年月日1994年1月21日(23歳)
身長・体重186cm 78kg

最速151キロの本格派右腕

鈴木は、甲子園出場経験はないが、千葉明徳高時代からプロ注目の右腕で国際武道大を経て日立製作所へ進み、最速は151キロの本格派。真上から振り下ろすストレートと変化球のコンビネーションは異色だ。国武大時代は、肩の手術などがあり、プロから敬遠されたが、今ドラフトでは再び存在がクローズアップされている。

鍬原拓也(中央大)

ポジション投手
所属北陸高 - 中央大学
投球・打席右投 右打
生年月日1996年3月26日(21歳)
身長・体重176cm 77kg

最速152キロの直球と“伝家の宝刀”シンカー

東都リーグの「ドクターK」。最速152キロの直球を軸に、プロ顔負けとされる“伝家の宝刀”シンカーやスライダーで三振を積み上げる投球スタイル。

20日の試合を日ハム・栗山監督が異例の2度目視察

今秋ドラフト1位候補の中大・鍬原拓也投手(4年)が国学院大戦の7回途中から救援登板し、1勝1敗のタイに持ち込んだ。日本ハム・栗山英樹監督(56)が異例の2度目の視察。
1回戦に続いて視察した栗山監督は「こういう場面が見たかった」と話した。日本ハムは早実・清宮を1位指名する方針だが、動向が注目される。

ヤクルトが「外れ1位」にリストアップ

1位指名は早実・清宮が確実だが、外れ1位候補には10人前後をリストアップ。中大・鍬原ら即戦力投手の他、“慶大のバレ”こと岩見も名を連ねた。

石川翔(青藍泰斗高)

ポジション投手
所属青藍泰斗高校
投球・打席右投 左打
生年月日1999年12月14日(17歳)
身長・体重180cm 81kg

高校球界のスピードキング

ストレートの最速は151キロ。剛腕と称されても不思議ではない数字だが、フォームには力みがない。肩、ヒジを柔らかく使い、耳の横あたりからピシッと腕が出てくる。腕の残像があるうちにボールがホームベース近くにきている快速球タイプの投手だ。
石川は、体にバネがある。腕が長い投手は、それほど早く腕を振れないものだが、彼は違う。当然、球持ちも長い。育てる余裕のあるチームは、上位で確保としておきたいだろう。楽天の藤平のように意外と1軍に出てくるのは早いかも。

まだまだいる注目選手&異色選手

増田珠(横浜高)

天才的バッティングセンスを持つ野球の申し子

モノが違うと驚いた。遠く(長崎)から入学して来たばかりの少年なのに、プレーが洗練されていた。1年生なのにソツがない。たまにヘマなスイングをしても、次の打席では<ベストスイング>。きっちり埋め合わせた上に、<おつり>までついてきた。レフト場外へも右中間へも130メートル級を飛ばせる長打力は、パワーより<技術>が光る。体重移動とバットコントロールがすばらしい。

岩見雅紀(慶応大)

「慶大のバレンティン」の異名を持つスラッガー

今季11試合で7本塁打と猛アピール。通算21本塁打は、慶大の先輩・高橋由伸(現巨人監督)の23本、法大・田淵幸一の22本に続き、リーグ単独3位。左翼の守備に不安はあるが、打球の飛距離はプロでもトップレベル。「選んでいただけるのなら、そこで全力を尽くすだけ」。新たな和製大砲誕生へ、注目が集まる。

宮台康平(東京大)

「東大史上最高投手」150キロ超左腕

今ドラフトにあって、もう1つの注目を集めているのが“東大君”宮台康平の進路である。すでにプロ志望届を提出済みで、これまでに阪神、横浜、ヤクルト、ソフトバンクや西武らの球団が試合や練習の視察に訪れている。最速のストレートは150キロをマーク、「赤門史上最高投手」の折り紙付きだから、話題性だけでなく真の実力の持ち主。上位指名も予想される。

高橋礼(専修大)

“絶滅危惧種”パワー型アンダースロー

高橋は、下手投げでは、剛速球レベルに値する最速141キロを計測。コンスタントに球速が出て、身長が188センチもあり、そのリリースポイントが、打者の手元まで来るような錯覚に襲われる投手とくれば、その希少価値は否が応にも増してくる。

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