1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

6G移動通信に向け世界最高クラスのサブテラヘルツ帯無線デバイスを開発し、100Gbpsの超高速伝送を実現

Digital PR Platform / 2024年4月11日 15時7分

 今後も、4社は、サブテラヘルツ帯を移動通信で活用するために幅広い研究開発を行い、各社の強みを活かしたさまざまな取り組みを推進し、6Gに向けた世界的な標準化や実用化に貢献していきます。

<用語解説>
※ 本研究開発内容には、総務省からの委託を受けて実施した「電波資源拡大のための研究開発(JPJ000254)」の成果の一部が含まれています。<https://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/fees/purpose/kenkyu/>
※1 世界最高クラスの無線デバイスは以下3点から想定。①100GHz帯において、100Gbpsの高速伝送と100mの伝送距離を両立した発表報告はない(ドコモ調べ)。②300GHz帯において、100Gbpsの高速伝送と100mの伝送距離を両立した発表はない(NTT調べ)。③100GHz帯で100素子以上のAPAAにより50dBmの等価等方輻射電力(Equivalent Isotropic Radiation Power : EIRP)とビームステアリング角±30度程度の特性を両立した発表報告はない(NEC調べ)。2024.3時点各社調べ。
※2 無線通信において、送信機と受信機とが直線上に障害物なく対向配置された(即ち、送信機/受信機がお互いに見通せる関係で配置された)状態を指す。
※3 技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。ベストエフォート方式による提供となり、実際の通信速度は、通信環境やネットワークの混雑状況に応じて変化します。
※4 100GHz帯および300GHz帯において、それぞれ特定の出力での世界最高効率となります。2024.3時点富士通調べ。


別紙
本研究開発概要

■各社の研究開発内容
・NTTドコモ
 サブテラヘルツ帯の移動通信システム実現に向け、無線デバイスの構成・要求条件の明確化と、広帯域な信号伝送装置の検討を行いました。サブテラヘルツ帯の広い帯域を利用するためには、広帯域なベースバンド(BB)信号および中間周波(IF)信号を生成する必要があります。しかし、従来のBB信号、IF信号を取り扱う装置においては、信号帯域幅が数GHz程度の狭帯域信号しか送受信できないという課題がありました。そこで、複数の狭帯域信号を周波数軸上に多重するチャネルボンディング装置を開発し、広帯域な信号を実現しました。開発したチャネルボンディング装置を用いて、屋外環境にて100GHz超帯における伝送距離100m超、伝送速度100Gbps超相当の無線伝送に成功しました。さらに、チャネルボンディング装置と、富士通が開発したアレーアンテナを用いた軸合わせ技術、NECが開発したAPAAとを組み合わせて、100GHz超帯において電波の指向性制御が可能であることをも確認し、サブテラヘルツ帯の移動通信適用に向けた検討を大きく前進させることができました。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください