「教えてもらって当たり前」「チヤホヤされて勘違い」そんな新入社員を潰さない方法
ニューズウィーク日本版 / 2024年4月4日 18時50分
たとえば、「この間からお願いしている、〇〇の進捗は、どう?」「今日は折り入って相談なんだけど、以前、〇〇について、興味があるといってくれていたから、来週から△△の業務にも関わってみてはと思ってね。どうかな?」といった具合にコミュニケーションをとることで、必要とされている実感、一緒に協力してやっている、自分の成長機会を考えてもらっていると思ってくれる可能性が高まります。
もちろん、これは相談なので一方的に考えを押し付けるのではなく、それに対して相手がどう思っているかを聞くことや、考えてもらう時間を与えるなどの配慮は必要です。
今回は新入社員の成長と定着を促進するために組織をあげて取り組む必要性、新入社員の傾向を踏まえたOJTのあり方についてお伝えしました。次回はさらに踏み込んで、実際の職場でOJTを機能化させるために必要なことを解説します。
【次回はこちら】OJTを機能化する方法とは?配属先の社員を成長させるポイント
[執筆者]
関 教宏
株式会社マネジメントパートナー執行役員、人材・組織開発コンサルタント。
①大学卒業後、人力車で起業。アメリカでビジネスの可能性を模索するも全く売上に繋がらず挫折。
②商売のイロハを学び直したく広告代理店の営業を経験。売上&新規開拓においてトップの実績を上げる。 一方、部下や他部門との関係性の築き方に悩み、組織運営の難しさを痛感。
上記の手痛い経験から、「どうすればビジネスで成功できるのか」「どうすれば役割を遂行する上での葛藤を乗り越えられるのか」を追求したく、株式会社マネジメントパートナーに入社。以来、コンサルタント職一筋でお客様の「変わる」に向き合い続けている。年間160日、研修コンサルを担当。「きれいごと」で終わらせず、現場の葛藤を引き出しつつ、飛躍の一歩を踏む応援を信条としている。
※当記事は「経営ノウハウの泉」の提供記事です
関 教宏 ※経営ノウハウの泉より転載
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