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「UUUO」が水産業流通の「一極集中問題」解決に向き合う

PR TIMES / 2024年2月29日 17時45分

荷受会社とのサービス提携拡大と、新規プロジェクトを発表


水産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する株式会社ウーオ(代表取締役:板倉 一智)が、水産マーケットプレイス「UUUO」において、業界最大手を含む荷受会社(水産業流通の元卸)5社との新規サービス提携を開始いたしました。
これにより、「UUUO」上で購入可能な水産物の量は約2倍に増加。”海あり県“全てとなる全39都道府県における出品実績ができ、1日あたりの最大出品量は約50トン(1万ケース)となりました。
また、これを機に「魚のムダ0(ゼロ)プロジェクト」を発足しました。「UUUO」による流通の最適化を推進することで、水産業流通における「一極集中問題」を緩和し、年間30万トン前後発生しているとされる(※)、年間漁獲廃棄量の削減を目指します。

(※):国際連合食糧農業機関(FAO)“A third assessment of global marine fisheries discards”(https://www.fao.org/3/CA2905EN/ca2905en.pd)からの推計値



[画像1: https://prtimes.jp/i/21864/26/resize/d21864-26-991bf559f75d05b2d6c7-0.png ]

■提携拡大の背景 ー 水産業流通にも起こる、都市部への「一極集中問題」
これまで「UUUO」における出品者は、産地の仲買(産地市場で買い付けをして中央市場や地元の小売飲食店等に卸す業者)や全国の漁業協同組合が主で、出品社数の90%以上を占めていました。それが、2023年6月に「UUUO」初となる荷受会社とのサービス提携を開始いたしました。
水産業界においても、都市部の市場に魚が集まりすぎる、いわゆる「一極集中問題」があり、都市部の市場では「供給過多」、地方の市場では「供給不足」になる現象が起きていました。
そのため、取引量の多い大都市圏の荷受会社とのサービス提携は、水産業流通のアップデートにおいて重要なファクターであると考え、取り組みを推進してまいりました。その結果、今回新規で出品を開始した5社を含む、10市場15社からの出品実績ができたことで、「UUUO」上での出品量は約2倍に増加し、最大出品量が1日あたり50トン(1万ケース)を超えました。これにより、全国規模での流通の最適化に向けて、大きな前進をいたしました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/21864/26/resize/d21864-26-ddec1761730f6cc80140-1.png ]

 ※イメージ図

■新規プロジェクトの発足
本取り組みを通じて、流通の最適化が加速したことで、「水産業流通の一極集中問題」を緩和し、年間漁獲廃棄量の削減に一定の効果をもたらしているものと考えます。
これを機に、当社が掲げる「限りある資源を未来へ残すため、流通という観点から魚の未来をつくる」という考えに則り、「魚のムダ0プロジェクト」を発足し、「UUUO」による流通の最適化をさらに推進していくことを決定しました。

■今後の展望
今後は、小ロット対応による売買の間口拡大や、AIを使ったレコメンド機能の実装などを通じて、より「欲しい人に欲しいものが届く」「出品者の売り逃しを防ぐ」プラットフォームになることで、「魚のムダ0」に貢献してまいります。

■サービス提携先からの声
大都魚類株式会社様(豊洲市場 荷受会社)
豊洲市場には全国から毎日、相当量の魚が集まります。市場内のニーズに精通する個々の競り人(市場に入荷した魚を仲卸に販売する役割)も、市場外の流通については把握できていない面もあり、販路の拡大に課題を感じていました。
「UUUO」導入後は販路の幅が広がり、全国に豊洲市場の水産物が流通していることを実感しています。
市場外の細かな需要に、競り人単位で的確にお応えすることは容易ではないため、今後も積極的に「UUUO」を活用していこうと考えています。
 豊洲市場には国内外からさまざまなサイズや種類の魚が集まるため、今後はそれらをさらに全国に流通させ、「UUUO」を通じて日本中に魚食の文化などを発信することにも期待しています。

株式会社うおいち様(大阪府 荷受会社)
昨今、漁獲量の減少や物流2024年問題が大きな話題になっており、入荷物の適切な売り先確保には、日々プレッシャーを感じていました。
「UUUO」は上司からのすすめで導入をし、少量から出品を始めましたが、大阪の市場で売れる予定がなかったものが売れることを目の当たりにし、徐々に出品量を増やしています。
「本当に必要な人が買ってくれている、必要な人に届いている」という実感を日々感じているため、今後さらにその役割を担ってもらうことを期待しています。

■UUUOとは
UUUOは、「すべての町を、美味しい港町に。」というビジョンを掲げ、「新しい販売先を開拓したい」出品者(漁師、仲買、荷受など)と、「鮮度が高い、美味しい魚を手に入れたい」購入者(小売、飲食店など)とを繋ぐ、水産流通プラットフォームです。既存の商流だと売れなかった、買えなかったものを効率的に流通させることで双方の機会損失を防ぎ、「全国どこにいても、いつでも美味しいお魚が食べられる。」世界観の実現を目指します。

・新鮮な魚が全国から毎日出品
その日水揚げされた魚種、養殖、加工品などが毎日出品されます。 市場に出回らない魚が出品されることも!? 気になる魚種はフォローに追加するといち早く通知されます。

・手間をかけずに仕入れルート開拓
産地開拓、物流調整はウーオが行います。 現状100以上の漁港や市場から出品が行われるため、荷受さん、仲卸さん、小売のバイヤーさん、飲食店の仕入れ担当者さんは、手間をかけず、新たなルートから仕入れることができます。

・水揚げ日や漁法がひと目で分かる
これまで電話などでヒアリングしていた魚の漁法や締め方、水揚げ日、お届け日などの内容は魚の詳細ページを見るだけで確認できます。

・社内で発注履歴の共有も可能
今までは知ることのなかった、同じ会社内の他店舗の発注状況がリアルタイムに共有されます。 他のバイヤーの仕入れを参考にできます。

・全国の水揚げ情報もリアルタイムで分かる
各産地市場の水揚げ魚種や数量がリアルタイムに分かり、相場の予想に活用したりその日の仕入れに活かせます。 気になる魚があれば、その場で問い合わせも可能です。

・気になるけど出品がない魚種は買付依頼
ほしい魚が出品されていないとき、「これがほしい!」を簡単に伝えることができます。 買付依頼機能ボタンを押すと、希望が出品者に伝わり、産地で欲しい鮮魚を買付することが可能になります。
[画像3: https://prtimes.jp/i/21864/26/resize/d21864-26-d8ff585fcfd69c45b13e-2.png ]


詳細はこちら
https://service.uuuo.co.jp/

■株式会社ウーオについて
名称  :株式会社ウーオ
所在地 :広島市中区大手町2-1-6 大手町高橋ビル5F
代表者 :代表取締役CEO 板倉一智
設立  :2016年7月
URL  :https://uuuo.co.jp/
主要サービス:
スマホで繋がる水産市場『UUUO』 https://service.uuuo.co.jp/
水産卸の受発注アプリ『atohama』 https://atohama.uuuo.co.jp/

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